2022年10月1日(土)

ドローン・ジャーナリズム

2016年5月27日

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 「三笠」は明治35年(1902年)にイギリスで作られた戦艦で、バルチック艦隊に集中砲火を浴びながらも沈むことなく、その後も務めを果たし大正12年(1923)に現役を終え、大正15年(1926)に横須賀で保存艦となった。第二次世界大戦後には解体処分される危機にも見舞われたが、主に東郷平八郎司令長官を敬愛していたアメリカ陸軍・海軍の尽力で解体をまぬがれた。しかし、戦後の物資不足によって船内は荒らされてかなり荒廃した状況であった。

 その後、そんな三笠を憂い、内外から保存の声が起きはじめ、国内では三笠保存会が再建され、イギリスやアメリカからも貴重な寄付金が寄せられた。日本国内で工事が正式に決まり、1961年に完了。同年5月27日、日本海海戦の記念日に復元記念式が執り行われた。

皇国の興廃この一戦にあり

 三笠船内は日本海海戦の資料や実際に使われた梶や魚雷、開戦時に船首を飾っていた菊花紋章なども展示されている。砲台や煙突、マストなどは復元されたレプリカであるが、当時のままのチーク材やタイル床が船内には一部保管されている。

 かの有名な「皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」と士気を高めた東郷司令長官の逸話とZ旗についての展示も見ることができる。

 昨年、本映像の撮影を終了した時間帯に、三笠甲板に数名の米兵が整列をしていた。三笠公園の近くにある米海軍横須賀基地の海軍兵であろうか。そして、三笠の館長と司令官であるアメリカ軍人からの訓示を直立不動で受けてた。いまだに世界の海軍軍人の中では、世界史最高の提督は東郷司令長官であると言われ、尊敬を集めているということである。それはなぜなのか、日本人としてその事実と歴史をきちんと学ぶ必要があるだろう。


記念艦「三笠」公式ウェブサイト
http://www.kinenkan-mikasa.or.jp/index.html

横須賀市観光情報サイト「ここはヨコスカ」
https://www.cocoyoko.net/spot/mikasa.html


横須賀市 ウェブサイト
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4130/sisetu/fc00000436.html

  
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