赤坂英一の野球丸

2016年6月15日

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 独立リーグで監督やコーチをしているプロ野球OBによると、外国人たちの野球に取り組む姿勢は実に真面目でひたむきだという。「彼らの月給は15~20万円程度。安アパート暮らしで、コンビニや飲食店でアルバイトでもしなければロクな生活はできません。それでも、移動用のバスの床に寝なければならないマイナーリーグよりよっぽどマシだ、日本の独立リーグでプレーしてチャンスをつかみたいという外国人が年々増えている」そうだ。

自分から関西弁で話しかける

 日本で成功できなければあとがないと覚悟しているからか、日本語や日本の生活習慣を覚えることにも積極的である。とくにカラバイヨはふだんから流暢な日本語を操り、ヒーローインタビューでも「もう1点ほしかったところだから打ててうれしいね」などとしゃべり、観客を驚かせた。オリックスから群馬に復帰してからも、オリックス関係者に会うと、「おお、久しぶりやね。元気かいな?」と自分から関西弁で話しかけたりしている。

 そうしたハングリーな外国人の発掘に熱心な四国ILでは、シーズンオフにアメリカでトライアウトを実施している。昨年、米国に四国ILの代表チームを派遣して開催した「トライアウト・リーグ」には現地で239人の外国人が参加。うち43人が合格し、四国ILの4球団で一所懸命プレーしている。

 果たして、彼ら〝出稼ぎ外国人〟の中からNPBのスターとなる選手が出てくるか。16年からカラバイヨはまた群馬、デニングは四国IL・愛媛マンダリンパイレーツと、独立リーグへ戻らざるを得なかった。次回は巨人・ガブリエルの一軍登板に注目である。

  
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