2024年7月17日(水)

古希バックパッカー海外放浪記

2016年10月2日

ライトアップされたレオンの大聖堂

修道院の予期せぬ豪華な夕食会

スイス人のエリアス君とビールで旧交を温める

 まだ午後4時過ぎなので昼寝をした。6時頃に目が覚めて食堂に行くと同室の連中が食べ物やワインを持ち寄ってワイワイやっている。一緒に飲もうと誘われたのでジョインする。2人の学生風女子が代わる代わる豪勢な料理を持ってくる。修道院の庭でお祭りの慈善料理が並んでいるので、それを持って来るのだという。

 チキンの照り焼き、ソーセージ、魚のフライ、シーザーサラダ、トマトスープなど次から次へと豪華な料理が運ばれてくる。おそらく今までの道中で最高に贅沢な夕食である。可愛い女子に勧められるとワインのピッチもあがる。ノリのいい女子はおだて上手でもあり浮かれてボルテージが急上昇。地元の赤ワインを相当に胃袋に補充したのでガソリン満タン状態になった。

地元レオンの若者達と必死の国際親善

レオンの修道院を改装した公営施設の食堂で多国籍晩餐会

 このままベッドに直行すると夜中に目が覚めて睡眠不足になるので少し外に出て酔いざましすることにした。散歩がてらにレオンの街の大聖堂を目指して歩く。9時過ぎであるがまだ明るい。旧市街なので石畳が迷路のようだ。

 いくつかのサッカーチームの応援団バンドが競い合って演奏している。オープンカフェで地元の若者達がビールを飲みながら盛り上がっている。珍奇な東洋人が来たという好奇心からかあちこちから「ハロー」「ミスター」「チーノ(中国人)」と声を掛けられる。

Astorgaの教会付属巡礼施設前の巡礼者像。後ろは大きな荷物を担いでチェックインする巡礼者

 「どこからきた?」「日本から来た(Soy de Japon)」なんてやりとりとなる。日本人(japoness)と分かると地元の連中は大喜びだ。そのうち一杯飲めと紙コップ入ったビールを渡される。そして乾杯。そんなことを繰り返しながら石畳の路地を進む。

 紙コップのビールを何度も渡され、そのたびに国際親善のために愛想を振りまくのでなかなか大聖堂に近づかない。特に可愛いギャルが相手だとどうしても国際交流に力が入る。


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