2024年12月6日(金)

古希バックパッカー海外放浪記

2016年10月2日

[フランス中西部Le Puyからスペインの聖地Santiagoを経てMuxiaまで]
(2015.4.22-7.16 86days 総費用37万円〈航空券含む〉)

ジュリアとアリーチェ

 6月20日 朝9時頃、この地方の中心都市レオンを目指して歩いていたら、2日前に慈善宿で知り合ったイタリア人のジュリアとアリーチェに偶然出会った。

ジュリア(左)、アリーチェ(中)、前歯が欠けたオジサン

 ジュリアは英語があまり得意ではなく大人しい性格の考古学専攻の20歳の大学生。前期課程をナポリで終了して、後期課程に入る9月からはローマで勉強するという。身長175cmでショートカットにしており故ダイアナ妃を彷彿とさせる。アリーチェはサルジニア出身の活発な女子であり早口で英語をしゃべる。社交的で男子とすぐにお友達になるタイプだ。

レオンの旧市街の城壁

 なぜか2人と意気投合してベンチでパンをかじりながらランチした。結局2人とは聖地サンチアゴまで抜きつ抜かれつで何度も道中一緒になった。元々ジュリアとアリーチェは巡礼旅の途中で知り合ったという。

 ジュリアは生真面目で少し要領の悪いところがあり朝の出発も遅れ気味。大人しい性格もあり巡礼道の大半は一人で歩いているようだった。

 他方アリーチェは要領がよく沢山の知り合いがいるのでいつも何人かと連れ立って歩いている。二人は当日宿泊する巡礼宿を決めておいて巡礼宿で落ち合うことにしているようだった。

レオンのお祭りはバールでのビール(cerveza)から

右からメキシコ人のデビッド、フィンランドの教師ティナ、英国人のダン、 ニッポンのオジサン

 6月20日 昼過ぎにレオンの街の中心にある由緒ある修道院を改装した公営施設にチェックイン。どうも街全体が盛り上がっており賑やかな音楽も聞こえてくる。何かのお祭り(fiesta)のようだ。

 修道院の横にある酒場(バール)に行くと顔なじみが何人もいる。メキシコ人のデビッドに「タカ、久しぶり。みんないるから一緒にビールを飲もう」と声を掛けられた。彼らのテーブルに行くと英国人のダニー、オックスフォードの看護婦のエレン、フィンランドの教師のティナとか何人もおり次々と挨拶したりハグしたりと忙しい。

 そうこうしているうちに教養人でエンターテイナーであるスイスの学生エリアスも合流。ビールを一杯注文すると祝祭日なので“おまけ”につまみ(タパス)が一皿つく。ジョッキ3杯を飲んで出来上がったのでみんなに挨拶して修道院に戻る。


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