オトナの教養 週末の一冊

2016年8月3日

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本多カツヒロ (ほんだ・かつひろ)

ライター

1977年横浜生まれ。2009年よりフリーランスライターとして活動。政治、経済から社会問題まで幅広くカバーし、主に研究者や学者などのインタビュー記事を執筆。現在、日刊サイゾーなどに執筆中。ブログ:http://golazo-sala.cocolog-nifty.com/pinga/

中原:また空港から宿まで向かうバスに乗っていると、ブラジル人は皆、自分がF1レーサーだとでも思っているかのように、車線を無視し猛スピードで運転しているんです。ブラジル人F1ドライバーのネルソン・ピケが、すでにワールドチャンピオンとなり有名でしたから、F1の国だというイメージは持っていたのですが、さすがにこれにはカルチャーショックを受けました。

 3つ目は、到着した日の夜、リオ生まれのシンガー・ソングライターのイヴァン・リンスのコンサートへ行った時、曲が始まると観客が一斉に大合唱を始めたことです。

 この3つは全て初日に起きた出来事で、今でもよく覚えています。

――後にF1ではアイルトン・セナが活躍します。そしてやはりブラジルといえば、サッカー大国です。サッカーが生活に溶け込んでいると感じることはありますか?

中原:もちろん全員がサッカー好きというわけではありませんが、生活に欠かせないものとしてあるのではないでしょうか。

 南米大陸のクラブチームナンバーワンを決定するリベルタドーレス杯の決勝戦が、もしブラジルのクラブチームとライバルであるアルゼンチンのクラブチームの対戦になったとします。おそらく決勝に進出したブラジルのチームのライバルチームのサポーターは、アルゼンチンのチームを必死に応援するでしょうね。それくらい歴史が違いますし、おらがチームに対する愛は凄い。これが日本なら、日本のクラブのサポーターでないとしても、日本から出場しているチームを応援する人が多いでしょうから、なかなか理解しがたいところですね。

――ブラジルは他にも様々なスポーツが盛んな印象があります。

中原:
リオではマリンスポーツが特に盛んです。サーフィンの世界大会で優勝するようなサーファーを多数輩出していますし、有名なサッカーチームであるグレミオの本拠地ポルト・アレグレも海沿いの街で世界的なサーファーが数多く出ています。

 他にもウィンドサーフィン、ワールドカップでブラジル代表が13回も優勝しているビーチサッカー、男女共に世界大会で最多の優勝回数を誇るビーチバレー、フットバレー、コパカバーナビーチで誕生したフレスコボール、ヨットも盛んです。

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