2024年7月15日(月)

世界の記述

2016年8月21日

巨大化によって全ての問題が解決するわけではない

 企業分割の効果が思わしくなかったことが背景にあるが、今回は改革の総仕上げと位置付けられているだけに、各メディアは巨大企業=「巨無覇(漢時代の巨漢武人の名前)」の誕生が何をもたらすのかについて改めて問いかけを発している。

 最も大きな課題は合併=巨大化によってすべての問題が解決するわけではないことである。

 国有企業は事実上、独占禁止法の適用を免除されているだけに寡占化がもたらす弊害への対応が改めて必要となるし、何より、市場に適応した効率的な経営体制を確立しなければならない。

 この課題に応えるために、今年は合併策に加え、有能経営者のスカウト制や民間資金導入による混合所有制、従業員持ち株制の拡大等が試行される予定だが、これらはこれまでにも実施されながら実効性に疑問が呈されてきた措置である。改革の行方は予断を許さないといえよう。

  
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