IoTのデファクトスタンダードを狙え!
冒頭にも記載したが、HDDの異常なまでの高密度記録が短期になされた理由は、制約が少なかったからだ。IoTのプラットフォームの実証実験とは言いながら、東電PGは、現在、日本と米国で行っているIoTの規格策定には参加していない。また海外メーカーで、米iRobot社はスマートホーム(IoTを用いた家庭)に名乗りを上げたが、3年で1stモデルを出すと言ったわりに、規格に関してはあまり頓着しない。多分、いち早く出し、世間の支持を取り付けたメーカーのモノがデファクトスタンダードとして、国際的に認められると思っているからだろう。
今回の東電PG、パナソニックを見ると、今までの護送船団ビジネスから抜け出しつつある感じが強い。日立はクラウド系の技術、ビジネスだったので言及しなかったが、これも中々興味深い。
実証実験が終わるのは、2017年3月。次の一手が非常に楽しみな実証実験だ。
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