「秋津・地域であそぼう!」は卒業生の「心の居場所」、
おじさんたちは「人的ふるさと」
「あっ、いたいた、さかもっちゃん、ユーくん、大学、受かったよ!」と、いい年のおじさんたちの愛称をいいながら、ニコニコ笑顔であやのがひとりでコミュニティルームの工作室にやってきました。
この2月11日の土曜日夕方。
あやのはもうすぐ高校の卒業式。
希望の大学に合格した余裕から、秋津コミュニティのおじさんたちに自慢がてらにあいさつにきたのです。
「おお、あやの! おめでとう!」「お前にしては上出来ジャン!」などと、おじさんたちは囃し立てますが、いちようにうれしくてたまらん状態です。
あやのと呼び捨てしているのは、彼女が秋津小学校の1年生の時に開始した「秋津・地域であそぼう!」教室時代からの愛称だからです。
本人もその呼び方が慣れているせいか、気にも留めていません。
あやのだけではなく、卒業後も何人もの秋津っ子たちが秋津コミュニティの行事などの際にはちょこちょことやってきていました。
また、この連載16回目に書きましたが、あやのたちの高校合格の際は「高校入学おめでとうパーティー」を、やはりコミュニティルームでおじさんたちと行いました。
で、この日が、工作クラブが主催してのバレンタインデーを控えた手づくりチョコレートづくりです。
あやのはそれを知り、「アレの会」の時間を見計らい来たのです。
あやのは未成年なのでアレはご法度。
何人かの残った子どもたちとともにジュースで、おじさんたちはアレで盛大に、合・格・お・め・で・と~う! とカンパ~イしました。