「TPPは対中戦略として不十分」は本当か

ある政策に反対するために、その政策が達成しようとする目的を恣意的に設定し、その目標達成にならないという議論をすることがよくある。

緊張高まる米・サウジの複雑な関係

米・サウジ関係の緊張を高めている一番の要因は、イランの核交渉であろう。

中露関係の見極め方

プーチン後の指導者に欧米協調論者が出てくる可能性もある。指導者が変わると多くのことが変わり、中ロ関係は予測不可能になる。

存在感高まる人民元 中国が繰り出すAIIBの…

世界が驚いたAIIB設立だが完結しそうにない。ブレトンウッズ体制の中核を担うIMFの元副専務理事が語る中国版IMF設立の可能性とは。

南シナ海での領有権拡張を“学問的アプローチ”で…

最近の中国は、南シナ海が「古代以来中国のものであった」という常套句で自分たちの独善的主張を説明しようとしている。

京都中華思想と日本のソフトパワー

中国人が中国という大国観を「中華思想」を中心に据えようとしているように、京都人も京都が日本の真の中心であると真剣に考えている人が多い。

米の中国分析のベテランが告白 「自分の対中認…

米国は、中国を支援し続けていれば、中国が民主的で平和な国家になり、地域や世界を支配しないだろうと想定していたが、完璧な誤りであった。

米、特殊部隊による拉致、暗殺作戦を強化 直近…

アル・カポネの経理マンと評されるアブ・サヤフを暗殺

地上部隊の大規模投入をしない代わりに「暗殺」を強化するオバマ大統領。新たな秘密作戦が近づいているようだ。

簡単ではないEUと中国の安保協力

EUと中国の安保協力は、海賊対策、テロ対策など個々の分野では進展するだろうが、広範な地政学的文脈では、それほど簡単ではない。

中国 国際法重視の姿勢を示した背景

「法律戦」と南シナ海問題

中国は、西側の「法の支配」論へ対処するために勉強を強化しようとしている可能性がある。

巨大な隣人・中国とロシアはどう向き合うのか？（…

中国は「ユーラシアのドイツ」になるか

ロシアが大きな期待をかける、上海協力機構とBRICSを軸とした「多角化戦略」とは…

オバマの「自己封じ込め」外交への批判

日本にとっては、9月に予定される習近平国家主席の米国訪問の頃、米国が中国に対してどのような姿勢をとるかが注目点だ。

「中露接近」には恐れず一定の対応を

根深い猜疑心や、中央アジアにおける勢力争い等もある中ロ間。しかし歴史問題では日本にも圧力をかけてくると思われる。

イスラム国とアサド政権が共同作戦 さらに深ま…

反政府勢力にアルカイダ系の「ヌスラ戦線」 支援に二の足を踏むオバマ政権

中東では信じられないようなことが起こることは、長年この地域の情勢をウオッチしてきた者にとっては珍しいことではない。

ベトナム戦争終結40年 国際情勢は思わざる方…

ベトナム戦争での敗北がアジアからの米の撤退につながるとの予測が当時多かったが、実際は全くそうならなかった。

MERS感染拡大 韓国政府は悪くない

中東呼吸器症候群（MERS）が韓国で広がりを見せ、韓国政府への批判が高まっている。しかし、本当にその批判は当たっているのか、検証する。

巨大な隣人・中国とロシアはどう向き合うのか？（…

如何にして中国の「ジュニア・パートナー」化を避けるのか

昨年に発生したウクライナ危機以降、中露の接近が取り沙汰されているが、ユーラシア大陸の巨大国家同士がそう簡単に手を結べる訳はなく…

ドローンが空母の代わりに？

海軍用ドローンが成功し、有人戦闘機等を完全に代替するようなことが起きれば、在日米軍基地の意義は非常に落ちるが…

2015年・中国国防白書 拡大する海軍、空軍…

南シナ海で中国と米国は衝突コースにある 周辺国を巻き込む可能性

2年ぶりに発表された中国国防白書。陸海空第二砲兵の4軍のバランスに配慮しつつも、明らかに活動範囲の拡大を示しているのは海軍と空軍だ。

虎視眈々と狙われる ASEAN自動車市場

世界でも指折りの日系企業進出先であるタイ。特に自動車関連業が目立つ。圧倒的なシェアを誇る日系メーカーの牙城を崩したいのが…