いつまでも逃げている人こそが「使えない人」

中古車輸出業で躍進する株式会社ビィ・フォアード社長・山川博功さん。日本で流通する中古車を仕入れ、アフリカなどの新興国を中心に世界127の国と地域に輸出しております。顧客の6割がアフリカの43カ国に住む人たちで、ビィ・フォアード本社でも43…

希代の彫刻家が目指した表現の極みとは

東京都港区・国立新美術館
2017年6月14日～9月4日

きりりと絞られた細長い彫刻が有名なジャコメッティは、芸術爛漫のパリにアトリエをかまえていた。国内で11年ぶりの大回顧店となる本展覧会では、初期から晩年の油彩・素描・版画・彫刻を含む約135点の作品が六本木に展示される。1901年から急激に…

和華蘭文化から生まれた卓袱料理―座右の銘は「革…

坂本屋【長崎】

4代目の座右の銘は「伝統は革新の積み重ね」。様々な文化が行き交った長崎で誕生した異国由来の卓袱料理を、女将さんの「お鰭をどうぞ」の挨拶で頂く。じっくり味を染み込ませた人気の東坡煮の絶妙な柔らかさが口いっぱいに広がる。

トランプ政権の外交政策、軍事的経験から生まれた…

ウォール・ストリート・ジャーナル紙のヘニンガー論説室副委員長が、4月19日付同紙掲載の論説で、マティスとマクマスターが形成するトランプの政策は両氏のイラク体験に基づいた同盟重視政策だ、と述べています。

テープ録音で墓穴、泥舟と化したトランプ政権

トランプ大統領は、先進7カ国(G7)サミットから帰国後、人事刷新を行って乗り切りを図りたい意向だが、その思惑とは逆に捜査に拍車がかかるのは必至。

一斉指導型でもエリート教育でもない、求められる…

「学校では前時までに教えたことは全員が理解したという前提で次の授業を行うことになっていますが、これは残念ながら完全にフィクションです」

広島の過疎の町が外国人との共生を選んだ理由

『気がつけば移民国家』

政府は「単純労働」を目的とした来日を認めず、国民も身近に外国人が増えているということに気づきながらも、「いつかは帰る人たち」「他者」として、無関係を装ってきた。現在の生活を維持するために、外国人労働者を「都合の良い存在」としてあつかってき…

独裁色強めるマドゥロ政権、ベネズエラの惨状はい…

超インフレ、食料不足、治安悪化・・・最悪な情勢の中、議会機能を停止させるなど独裁色を強めるマドゥロ政権。国民の抗議デモが続くが、政権が軟化する様子はない。

脳の中にはダークエネルギーがある

池谷裕二（脳科学者）×出口治明（ライフネット生命会長）［第4回］

みんなが自分の中に現実世界という仮定を勝手に置き、それを復元した気分になって、相互に影響し合っているのがこの世界だと思います。

まっすぐな経糸の遊び―現代に生きる小倉織を世界へ

築城則子（染織家）

早稲田大学で能や狂言を学んだ文学少女は装束や色彩に魅せられ、大学を中退。染織研究所を経て織りを学んだ築城が出会ったのは、凛とした経糸が鮮やかな豊前小倉藩の木綿布・小倉織だった。ルールの中で生まれる遊びを基に、伝統の手織りと汎用性への機械織…

海の幸に感謝をささげる伊勢えび祭

三重県志摩市・浜島海浜公園
2017年6月3日

比較的歴史の新しい祭りだが、盛り上がりと郷土愛は随一！えびの稚魚をイメージした「じゃこっぺ踊り」では子供から大人まで様々なダンスが繰り広げられ、巨大伊勢えび神輿とともに5000人以上の総踊りでクライマックスを迎える。様々な伊勢えび料理も堪…

北朝鮮の核弾頭搭載ICBMの開発は、全面戦争以…

ニューヨーク・タイムズ紙の4月17日付解説記事が、北朝鮮の核・ミサイル計画は、北朝鮮体制の崩壊という脅威に対処するためのものであり、トランプはいずれ、北朝鮮が力や脅しで解決できない、より複雑な力学に動かされていることに気づくだろう、と言っ…

スーパーマーケットから見えてくる超消費社会アメ…

米国ルート66　爆走11000キロ　第9回

米国では大都市近郊には日本食品店が必ずある。本来日本人駐在員家族向けであるが最近では日本食ブームにより醤油、豆腐などの食材を買い求めるアメリカ人も多いからである。ミツワは日本の郊外型スーパーと同じくらいの大規模店舗だ。

ベストセラー『サピエンス全史』を読む（下）

世界的なベストセラーの下巻です。感想を一言で言えば、「著者の柔軟な発想に圧倒された」ということになります。平易な本ではありませんが、興味深いので、自然と読み進めることができました。

知られざる画僧、古磵の作品が一堂に

奈良市学園南・大和文華館
2017年5月20日～7月2日

江戸時代前期、上方に多くの仏画を残した知られざる画僧・明誉古磵の主要作品が奈良に集まる。薬師寺所蔵の作品を中心に約50点が展示されるが、縦4メートルを超える曼荼羅図から、古磵自身の人柄を表すかのようにほっこり微笑む大黒天まで画風の懐は広く…

中国に〝主役〟を演じさせる愚、核危機解決は米朝…

北朝鮮の核問題はやはり、唯一の超大国、米国が、今回の空母派遣のような〝こわもて〟、時には見返りというアメを与えてこそ、はじめて実現しうる。

記憶力を鍛えるのは入力じゃなくて出力です

池谷裕二（脳科学者）×出口治明（ライフネット生命会長）［第3回］

学校の勉強は詰め込みがすごいのですが、取り出しの練習はしません。でも、取り出す練習をすることによって、記憶って使えるようになるんです。

子どもを保育園に安心して預けられない理由

待機児童が減らない本当の理由⑦

待機児童対策が緊急課題となって、急ピッチに保育所を増やすあまり「安心して預けられる保育所」の存在がいかに乏しくなっているか。これも、待機児童を増やす一因とは言えないだろうか。

イラン核合意の行方

イラン米国協議会のカリス研究員とマラシ研究部長が、4月19日付け Huffingtonpost掲載の論説で、今回トランプ政権はイランが核合意を順守していると認定、議会に報告したが、トランプが合意破棄に向かうかもしれないとの懸念はなくならな…

産業革新機構による東芝メモリの買収は合法か？

半導体ビジネスと相性が悪い官民ファンド

迷走を続ける東芝メモリの株式売却先。産業革新機構や日本政策投資銀行の名が挙がっているが、半導体ビジネスの本質を考えた場合、この選択肢は非常に危うい。