イチローと比較されるべき本当の打者

ピート・ローズではなく、ロッド・カル―

大リーグの最多安打記録保持者ピート・ローズ氏の4256本をイチローが日米合算で抜いたことから、二人の比較で周囲は騒がしくなったが……。

「吊り編み」から生まれる着心地バツグンの柔らかさ

ループウィラーのスウェットシャツ

ループウィラーのスウェットは、極上の柔らかさで大人気だ。その生地を織り出す編み機は、ニット産業の荒波を潜り抜けた和歌山県の町工場にある。

「思い込み」子育てからの脱却

『「学力」の経済学』

科学的な根拠があってこそ問題意識が明確になり、新たな政策や解決策に結びつけることができる。教育分野も例外ではないだろう。

安倍首相の「G20荒らし」を恐れる中国

「対日友好姿勢」の真意

23日、24日に開かれた日中韓外相会談において、中国の王毅外相は精力的な対日外交を展開し、意外なほど「柔軟な対日姿勢」を示した。その背景にあるのは…

こんな「女性活躍」はうまくいかない

サイボウズ・青野慶久社長×NPO法人フローレンス・駒崎弘樹代表対談

「女性活躍」は女性のためだけにあらず。ソフトウェア業界では異例なほど女性を積極採用するサイボウズ社長と認定特定NPO法人「フローレンス」代表に語ってもらった。

副業解禁！成長への秘策か、体のいいリストラか？

働き方が多様化する現在、ロート製薬をはじめ副業を許可する企業が出始めている。中には「専業禁止」を掲げるところも。副業は今後の働き方に何をもたらすのか。

「研究不正」大国日本、不正を防ぐ処方箋はあるか

『研究不正』

記憶にも新しいSTAP細胞事件とノバルティス事件は、本書によれば氷山の一角に過ぎない。日本は世界に冠たる「研究不正大国」だというのだ。

五輪を見て考えた、スポーツを生涯楽しむということ

多世代で多種目を楽しむ総合型地域スポーツクラブ

現在の日本は、トップ・オブ・ザ・トップのアスリート育成と同時に、楽しみのスポーツとして生涯どう続けていくか、子ども時代から教育するという二極化へ向かう過渡期なのかもしれません。

無秩序化する世界

国際システムの破損を許すな

トランプの出現、トルコのクーデター、中国の仲裁裁判所の判決拒否、規範に基づく国際システムの破損が見られる。

女性画家が描く母と子の日常風景

京都市左京区・京都国立近代美術館
2016年9月27日～12月4日

印象派の「母子像の画家」メアリー・カサット。母と子の日常の何気ない1シーンを切り取った絵は、愛情に溢れている。日本での35年ぶりの開催に期待が高まる。

灯りが照らす商家の町をそぞろ歩き

滋賀県近江八幡市
2016年9月17日～18日

豊臣秀次によって築かれた城下町・近江八幡市では、毎年9月には、約3500個の蠟燭(ろうそく)やLEDで灯りを点す。商家の佇まいを夜景で楽しむ絶好の機会だ。

泰平の世に生まれた江戸絵画が勢ぞろい

静岡市駿河区・静岡県立美術館
2016年9月17日～11月3日

250年も続いた江戸の太平の世。その時代に京都で活躍した絵師たちの作品を集めて展覧会が開催される。国宝・重要文化財も10点あまりあるので、是非観にいこう。

日本に１０億円寄付した台湾経済界の風雲児を偲ぶ

エバーグリーン創設者・張栄発氏の生き様と年々減少する「日本語世代」

東日本大震災後、被災地にすぐに義援金や避難物資を届けてくれた台湾の張栄発氏が、今年1月に亡くなった。台湾の「日本語世代」を紐解きながら、氏を偲びたい。

男も生きづらい、変わらぬ日本男性の生き方に異議…

『男が働かない、いいじゃないか！』 田中俊之氏インタビュー

「男は会社員としてバリバリ働くべきだ」という考えが「普通」とされる世の中で、男性はどう生きて行くべきなのか――。「男性学」という学問を通じて見えてきたものとは…

ハーグ判決が高めたアジアの戦争危機

ハーグ判決はアジアの海洋の支配のための闘争を解決しなかった。代わりにそれを悪化させ、戦争の危険を増大させた。

ソフトバンクのARM買収が危険なこれだけの理由

流行語「IoT」で思い出される死語「ユビキタス」

ソフトバンクが英国の半導体企業ＡＲＭを買収したが、企業の性質を考えると、「IoＴ」時代にとてもそぐわない感じを受ける。この買収は本当に必要なものだろうか？

「バントして負けたらどうすっとか！」

豊田泰光氏の2番打者論

バントもそうだろ？　１番が塁に出たからって２番が判で押したようにバントしたんじゃ面白くなるわけない。

民主主義とほら吹きとの戦い

FT副編集長が警鐘鳴らす。西側政府のエリートが国民の怒りに耳を傾けなければ、民主主義国家と開けた協力的な世界を共存させようとする努力は挫折する。

フィリピン新政権、“超法規的殺人”でも高支持率…

ドゥテルテ政権発足直後の世論調査の信任率は91％に達した。その後政権は麻薬密売撲滅の旗の下、超法規的殺人を行っているが、それでも支持率は未だ高い。

米大統領選から考える表現の自由

クリントン陣営のトレーニング（2）

クリントン陣営には、戸別訪問（キャンバシング）のベスト・プラクティス（最高のやり方）に関する台本が存在している。