欧米で脚光浴びる　隠れ絵師・是真

日本橋・京都で展覧会　米より初めて里帰りする作品も

デザインの美しさと“だまし絵”的な技巧で海外からの評価が高い蒔絵師・是真。「日本人にもっと知ってほしい」と是真研究の第一人者、安村氏。

ナポレオンが狙った!?　 イタリア貴族のコレク…

2010年1月16日～4月4日　東京都美術館

ローマの名家・ボルゲーゼ家の絵画コレクションは、その親戚でもあったナポレオンが羨んだほど。珠玉の名品が一堂に会する見事な展覧会。

木とガラスに込められた祈りのこころ

2010年1月16～3月22日　パナソニック電工 汐留ミュージアム

ＮＨＫ大河ドラマ「新選組！」のタイトル画でおなじみの木田安彦が、素材の枠を超えた手法“ガラス絵”で日本の名刹、祈りの心を描く。

新春を祝い、　 平安装束でキックオフ！

2010年1月4日　下鴨神社

烏帽子を被り、色鮮やかな水干や袴を身にまとって、優雅な掛け声とともに鞠を蹴る。京の下鴨神社で行われる、新春の華やかな蹴鞠行事。

浮世絵の影響を受けたロートレック

ロートレック展プロデューサーに直撃インタビュー

人間の本質を独自の手法で描いたロートレックだが、じつは、日本の浮世絵がロートレックに大きな影響を与えていた！

東山魁夷や上村松篁ら　 昭和を代表する日本画が…

2009年12月5日～2010年1月31日　山種美術館

多くの日本人に愛され、「昭和の国民的画家」と称えられた東山魁夷の没後10年を記念して、昭和の日本画が一堂に会する。

粋で洒脱なデザイン 欧米人が愛した是真の漆絵

2009年12月5日～2010年2月7日　三井記念美術館

蒔絵師・柴田是真の機知に富んだデザインは、海外の目利きの評価も高い。計100点の作品を通して是真芸術の真髄に迫る展覧会。

罪や穢れ、災いを焼き祓う　 厳かな炎の舞

2009年12月15日～16日　秋葉の火まつり

凍てつくような寒さのなか、境内でおこなわれる手筒花火の奉納。罪や穢れを火によって焼き祓う厳かで幻想的な神事は迫力満点だ。

【特別取材】料理家 魯山人の器づくり

何必館・京都現代美術館　梶川館長

グルメ漫画『美味しんぼ』モデルの魯山人。傲慢な性格とも言われたが、些細なものにもこだわるその作品からは温かさが伝わる。その理由は？

世紀末のパリを駆け抜けた 異才の画家、ロートレ…

2009年11月10日～12月23日　Bunkamura　ザ・ミュージアム

大貴族の家柄を捨て、モンマルトルの歓楽街を描き続けたロートレック。36歳という若さで逝った、愛すべき画家の生涯を探る展覧会が始まる。

光が奏でる四季の風景　タワーズライツ

2009年11月13日～2010年1月6日　JR名古屋駅 JRセントラルタワーズ

今年も名古屋の冬のイルミネーションイベント「タワーズライツ」が始まる。幻想的な光の世界に、家路を急ぐ人々も思わず足をとめるイベントだ。

使うことで輝きを放つ魯山人の器

2009年9月15日～11月29日　
何必館・京都現代美術館

美と食の巨人・魯山人の本質に迫る展覧会が京都で開催中である。彼が愛した器の数々から“和の美”に触れ、その大切さを思い出そう。

京都・琳派絵師たちの意外な側面

京都国立博物館で展覧会（2009年11月23日まで）

金箔の屏風に咲き乱れる花々……。クリムトやウォーホールにも影響を与えたとされる琳派。尾形光琳、本阿弥光悦ら巨匠たちの意外な共通点とは。

異国情緒たっぷり 朝鮮通信使を真似た「唐人踊り」

2009年10月10日～11日　三重県津市・お城西公園ほか市内各所

秋の津の街を、鮮やかな衣装と派手な鳴り物で賑わすユーモラスな祭り。江戸初期から縁起物として伝えられてきた、津っ子に馴染みの風物詩。

“題目の巷”京都に咲いた 華麗なる法華芸術

2009年10月10～11月23日　京都市東山区・京都国立博物館

等伯、光悦、宗達…。近世日本美術を牽引した京都の芸術家たちは、みな法華信仰者だった。日蓮の存在を軸に華開いた、京都町衆文化の粋。

“和歌の家”冷泉家 「奇跡の文庫」が大公開

2009年10月24～12月20日　東京都台東区・東京都美術館

文学史に燦然と輝くスターたちを輩出してきた冷泉家。800年にわたり伝えられてきた貴重な書物の数々に、典雅な宮廷文化の香りを感じる。

キーパーソンに訊く 若冲ブーム

【特別インタビュー】MIHO MUSEUMで初公開 「象と鯨図屏風」を読み解く

爆発的なブームを起こしている江戸の日本画家、若冲。MIHO MUSEUMで初公開されている大作について、鑑定した東大名誉教授の辻氏にインタビュー。

“動く古典”と称される、 平安朝の荘厳な祭り

2009年9月15日　石清水八幡宮

『徒然草』にも登場する八幡宮の古式ゆかしい石清水祭。とりわけ平安絵巻さながらの「胡蝶の舞」は、千年の歴史を目の当たりにするよう。

【トリノ・エジプト展】 現地取材レポート

神秘的空間に蘇る ツタンカーメンの彫像/東京都美術館（～2009年10月4日）

30年以上エジプトで発掘調査を行ってきた早大の近藤二郎教授が見所をご案内。アカデミー賞受賞美術監督による会場演出は一見の価値あり。

【追悼】日本のファーブル 熊田千佳慕のメッセージ

個展開催直前のインタビューを掲載

現在、開催中の個展に先立ち、編集部では熊田さんに作品の見どころや絵の話、人生観などを伺っておりました。小さな生命を慈しむように、細い筆で1本1本丹念に描かれた虫や花の絵。その絵と同じように、愛に溢れていた熊田さんのお人柄が偲ばれます。謹ん…