各論だらけの選挙公約　コロナを政争の具にするな

総選挙が公示され、各党は英知を絞った公約を掲げ、活発な論戦を交わしている。しかし、相変わらずの各論重視、与野党の応酬も目先の問題ばかりといっていい。「日本国の将来」のかたちについて政治家による真剣勝負こそ、有権者が最も望むところだろう。

米国の「TPP復帰」は可能なのか

中国・台湾加入申請に日本へ求められる対応

中国、台湾の相次ぐ加入申請でTPPをめぐる情勢は混沌としてきた。日本の政財界には、「米国がいてくれたら」との思いは、切実だろう。ただ、この米国のTPP復帰は、単に2017年のトランプ大統領の暴挙をなかったことにすればいい、という簡単な話で…

【限定公開】強大な米国の造船力と兵站 後手に回…

真珠湾攻撃から80年 明日を拓く昭和史論

第二次世界大戦はある意味では船舶をめぐる戦いでもあった。先手を打ち造船体制を築いた米国と、後手に回った日本との「差」とは。

拝啓、岸田新首相様　明日のビジョンをお示し下さい

自民党の新しい総裁が決まった。岸田文雄氏は、コロナ対策、沈滞しきった経済の再生という緊急かつ重要な課題では、それなりの実績をあげてくれるだろう。ただ、いまの日本の困難は、短期的問題だけではない。深刻なのは、中長期的、より本質的な危機だ。

【限定公開】神話化される「ナチ宣伝」 21世紀…

真珠湾攻撃から80年 明日を拓く昭和史論

戦間期のドイツではラジオの普及により、階級を問わない新たな言論空間が生まれた。そこに対応できたのがヒトラーだった。ナチ党とメディア、大衆の相関は、SNS時代の今にとって重要な教訓となる。

【限定公開】それでも開戦を選んだ 現代にも通じ…

真珠湾攻撃から80年 明日を拓く昭和史論

日本軍の研究機関は、日米開戦の無謀さを認識していた。なぜ「非合理な」開戦を決断したのか。石油禁輸措置で追い込まれる日本がすがった、一縷の望みとその誤算とは。

【限定公開】太平洋戦争への道程 軍部独走だけで…

真珠湾攻撃から80年 明日を拓く昭和史論

なぜ日本は太平洋戦争に突き進んだのか。それは当時の国内情勢と国際情勢から丁寧に読み解く必要がある。浮かび上がるのが「平等主義」だ。「弱者隷属階級の解放」という大義が、昭和史を揺さぶっていく。

【限定公開】｢情報」は掴めていた日本軍 組織の…

真珠湾攻撃から80年 明日を拓く昭和史論

〝ベスト・ケース〟ばかりを想定する危機管理の杜撰さが日本軍の崩壊につながった。組織の縦割り、トップの責任の曖昧さといった課題は現代の日本にも通底する。

【限定公開】歴史の分水嶺に立つ日本　敗戦に学び…

真珠湾攻撃から80年 明日を拓く昭和史論

明治維新から終戦、そして現在に至るまで、約80年という同じ時間が経過した。いま、我々は何を学ぶのか。世界の潮流を見据え、謙虚に過去を学ぶ重要性を説く。