卯年の春を祝う 岩崎家の人形展

東京都世田谷区・静嘉堂文庫美術館　
2011年2月5日～3月21日

人形愛好家・桐村喜世美氏が集めた童子雛の展覧会。人形を大切にしていた人の物語や工芸としての美しさに、しばし思いを馳せてみては？

東儀秀樹 「通じ合う心」

奈良時代から続く雅楽の家に育った東儀秀樹氏は、万葉集の素晴らしさは、素直さと溢れるウィットだといい、雅楽に織り込んでみたいという。

ニューヨークのゲンちゃん

『丸亀市猪熊弦一郎現代美術館』 香川県

三越デパートの包装紙のデザインでも知られる猪熊弦一郎の美術館に収蔵された作品やオブジェからは、その息遣いを感じることができます。

戦国スーパーセレブ 江姫の生涯とは!?

東京都墨田区・江戸東京博物館　2011年1月2日～2月20日

大河ドラマ「江姫」を機に、浅井三姉妹を取り巻く人々をテーマにした展覧会が始まる。戦乱の世を美しく生きた姫たちの生き様とは？

戦後のスター 花形挿絵画家の世界へ

東京都文京区・弥生美術館　2011年1月4日～3月27日

昭和20～30年代に華ひらいた挿絵美術の世界は、どこか懐かしく艶っぽい。当時の挿絵作品を集めた展覧会で、昭和の面影を楽しみたい。

華麗な射手が腕を競う 新春の三十三間堂

京都市東山区・三十三間堂　2011年1月16日

日本一長い木造建築・三十三間堂の冬の風物詩といえば、振袖姿の新成人らが弓術を競う通し矢。新春らしい華やかさを味わってみては？

スクリーンに風格を添える 宮城出身の映画人たち

月形龍之介に始まり、菅原文太、鈴木京香、宮藤官九郎まで

男っぷり、女っぷりのよい役者や、気骨あふれる映画を作る映画監督。宮城出身の映画人は、スクリーンをめいっぱいに風格で満たす。

大和の神さま、仏さま

神仏のおわす古道　　西山厚・案内人　　木村克彦・文

奈良の達人が、日本最古の幹線道路・山の辺の道を歩く。山と平野を縫う大らかな古道、点在する古社寺。古の神々を感じる道でした。

「お好み」と名陶の宿 備前、カキの至福

いま備前に行くなら、ぜひ名物“カキオコ”を味わってほしい。瀬戸内海の恵みを受けたぷりぷりの大きなカキをたっぷり使った絶品お好み焼き。

森 斌「瀬戸内の『月待てば潮も』」

額田王による「熟田津に…」の歌は、征西に発つ軍船に祈願を込めたものだろう、と著者。万葉集には珍しい夜の航海に、祈りの静けさを見る。

ピカソまでの粒選り名画

『ひろしま美術館』 広島市

広島の一銀行社員が、建てたひろしま美術館。原爆被害からの復興に追われたトラウマが、名画を集めた美術館創設への意欲を駆り立てた。

芸術家たちが愛した フランスの小さな村

東京都渋谷区・Bunkamuraザ・ミュージアム　
2010年12月7日～2月17日

晩年のモネが「睡蓮」を描いた小さな村・ジヴェルニーに育まれた画家たちの作品を集めた展覧会。光に包まれ、村を旅している気分になるだろう。

江戸情緒を満喫！ 300年の伝統をもつ羽子板市

東京都台東区・浅草寺境内　2010年12月17～19日

年の瀬の風物詩といえば浅草の羽子板市。昨今は「世相羽子板」や、東京藝術大学とのコラボ羽子板も。お気に入りの一枚を見つけにいこう！

新藤兼人、大林宣彦から西川美和まで 骨のある…

原爆の惨禍を描いた社会派・新藤兼人、尾道三部作の大林宣彦など、広島出身の作家には、故郷の原風景が身に染みついているようだ。

飛躍の象徴 兎たちが勢ぞろい

佐賀県有田町・佐賀県立九州陶磁文化館　
2010年12月17日～1月16日

来年の干支、兎の文様を集めたユニークな展覧会が開催される。さまざまな兎にあやかり、ぴょんと跳躍する１年を祈りたいものだ。

栗に黒豆、鹿肉　 丹波、山里の幸

野趣あふれる自然の恵みを味わうなら、晩秋の丹波がいい。地産の素材で造った地酒、穀物や和牛にジビエまで。山里の豊穣を体感しよう。

みうらじゅん「それでも人は生きて空〔くう〕」

仏像エッセイなどが好評の著者が、人気歌手のために書いた歌詞と万葉歌を重ね合わせ、歳を重ねてわかる“空しきもの”への実感を語る。

くつろぎの丘のコレクション

『上原近代美術館』 静岡県下田市

文化の香り高い伊豆は下田の地に佇む上原近代美術館は、ピカソやモネ、ルオーから須田国太郎まで、近代美術の名品が揃う。

いつの時代も スター俳優を輩出する千葉県

高橋英樹、キムタク、市原悦子、阿部サダヲ、麻生久美子ら

ひと昔なら高橋英樹や千葉真一（JJサニー千葉）。今やキムタクに阿部サダヲ、麻生久美子。つねにスターを輩出するのが、千葉県だ。

江戸の版元、蔦屋重三郎の 名プロデューサーぶり

東京都港区・サントリー美術館　
2010年11月3日～12月19日

江戸時代を何倍にも楽しくした男、蔦屋重三郎。彼の行った出版やブランド化、新人発掘はメディアの原点であり、現代にも通じるビジネス術だ。