貘の舌

内田魯庵 著

明治期文芸界において当代一の随筆家と謳われた《知の巨人・内田魯庵》の文明批評集。該博な知識と旺盛な好奇心、機鋒峻辣なアイロニーが迸る。

サイゴンの火焰樹 ―もうひとつのベトナム戦争

牧 久 著

日経新聞の特派員として、ホー・チ・ミン作戦開始の直前にサイゴンに派遣された著者が戦火のなかで見聞した「知られざるベトナム戦争」。

増補　荷風のいた街

橋本敏男　著

荷風が晩年を過ごした市川で生まれ育った著者が、荷風の日記を辿りながら幼少期の回想を綴る。

書痴半代記

岩佐東一郎　著

本書は堀口大學の高弟でもあった著者の自伝であり、愛書狂としての書物随筆であり、古書を介した交遊録でもある。

東京おぼえ帳

平山蘆江　著

新聞の花柳演芸欄の記者も勤めた平山蘆江が描く明治人たちの彩色絵巻

塚本邦雄の青春

楠見朋彦　著

歌人・塚本邦雄の知られざる素顔に、新進作家が書き下ろし評伝で迫る

日米同盟の静かなる危機

ケント・Ｅ・カルダー　著／渡辺将人　訳

弱体化しつつある日米同盟を再構築するための処方箋

謎解き 源氏物語

日向一雅　著

美しい『源氏物語』絵画を絵解きしながら、作品に潜む謎を解く

ヒトの心はどこから生まれるのか―生物学からみる…

長谷川眞理子　編著

人間をつき動かしている「心」の謎に生物学からアプローチ

伊勢・熊野路を歩く ―癒しと御利益の聖地巡り

森本剛史、山野肆朗　著

伊勢神宮から世界遺産・熊野三山を経て田辺市へとめぐる旅を案内

彼もまた神の愛でし子か―洲之内徹の生涯

大原富枝　著

鋭い批評眼と独特の文体で多くの読者を惹きつけた美術評論家の人生

白隠禅師の不思議な世界

芳澤勝弘　著

異貌の禅僧・白隠。彼のユニークな禅画を絵解きしながら禅の深奥を探る

社会を変える驚きの数学

合原一幸　編著

数学は科学の母。社会に応用されている数学の底力を徹底レポート

日本人の忘れもの３

中西進　著

美しい心、豊かな創造性。日本人が忘れかけた心に気づくエッセイ最終巻

源氏物語―におう、よそおう、いのる

藤原克己、三田村雅子、日向一雅　著

『源氏物語』を匂い、装い、祈りの視点から捉え王朝文化の奥深さに迫る

日本人の忘れもの２

中西進　著

調和力、象徴力、尊敬力。日本の文化力で今こそ心の力をとりもどそう

宇宙に知的生命体は存在するのか

佐藤勝彦　編著

ロマンあふれる宇宙探査の魅力と最新情報を丁寧に解説

中西進と読む「東海道中膝栗毛」

中西進　著

ご存じ弥次・北の珍道中を、古典文学の泰斗・中西進がご案内

余はいかにして鉄道愛好者となりしか

小池滋　著

ディケンズ研究者の著者が多彩な薀蓄により鉄道の魅力を伝える

清朝十四王女―川島芳子の生涯

林えり子　著

清朝最後の王女はなぜ男装の麗人となったか。川島芳子の数奇な運命