知床の森 開拓史の真実を探る医師

写真家・医師　栂嶺レイ

「知床の開拓は失敗だった」という先入観に疑問をもった栂嶺さんは、自ら真実を探り、世に伝えた。医者である彼女を動かしたのは何か。

辺境を駆けめぐり、 生命起源の謎を追う研究者

生物学者・長沼毅（後篇）

「科学はHowを問うもの、でも僕はWhyも問いたい」。目下、生命にとってかけがえのない鉄に着目し、科学者・長沼毅氏は生命起源の謎を追い続ける。

辺境を駆けめぐり、 生命起源の謎を追う研究者

生物学者・長沼毅（前篇）

地球上のあらゆる辺境（深海、地底、火山、極地…）を飛び回り、生命起源の謎に迫る生物学者・長沼毅氏。ユニークな研究者を追う連載第1回。

大人の手抜きを子どもは見抜く

俳優・作家・歌手　高見のっぽ

「『子ども目線』って言葉が大嫌いです」。NHK『できるかな』でおなじみのノッポさんは、大人の手抜きが、子どもの人間不信を招くと言う。

エポック社「TV地球儀」 頑固な主張が高めた…

武藤 明さん（ゲーム・トイ事業部マネージャー）

「日本おもちゃ大賞」イノベーション・トイ部門大賞に輝いた「TV地球儀」。社員の頑固な主張が、単なる玩具の域を超える製品を完成させた。

鉄腕アトムをアメリカで売った男

藤田潔氏（ビデオプロモーション名誉会長）

1963年に「鉄腕アトム」をアメリカに売り込むと、深夜番組「11PM」や「マスターズ」の衛星生中継など、前例のないことを次々と仕掛けてきたビデオプロモーションの藤田潔氏。知られざるその素顔と足跡に迫る。

「いのちって何？」 子どもを亡くして気づいたこと

いのちをバトンタッチする会 代表　鈴木中人

長女を小児がんで亡くし、会社を辞め、いのちの語り部となった鈴木さん。いのちの大切を実感するには…その答えは「家族」にあると言う。

タニタ活動量計「カロリズム」 顧客思いの社員が…

加藤 純さん（ヘルスケア部商品企画課）

消費カロリーがグラフ表示される活動量計「カロリズム」。営業時代に顧客の反応を鋭く捉え、健康サポートへの思いを形にした社員の自信作だ。

身体には希望がたくさん詰まっている

運動科学総合研究所 所長　高岡英夫

人間は、備わった運動能力の2割しか使っていない―。眠れる能力を開花させれば、心身ともにタフに生きられるのだ。身体をもっと、見直そう。

ハウス食品 「朝カレー」 食いだおれ社員の新提案

船越一博さん（レトルト・低温食品部チームマネージャー）

イチロー選手から火がついた朝カレーブーム。それを受けハウス食品の食いしん坊社員が開発したのは、レトルトの常識を覆す商品だった。

失敗を誰かのせいにするのはやめよう

蔵元・寺田本家23代当主　寺田啓佐

うまくいかない理由を周りに押し付け、会社も体も腐らせた寺田さん。廃業寸前から、自然酒「五人娘」など常識破りの酒造りにたどりつく。

パナソニック「ルミックスG1」 ロスジェネ世代…

西崎聡子さん（DSCビジネスユニット企画グループ）

パナソニックのデジカメ「ルミックスG1」が女性を中心に売れている。企画者・西崎さんの、同性の視点を生かした“したたか”な開発に迫る。

【カーディル議長 独占取材】 ウイグル弾圧の実像

経済格差ばかりに焦点を当てる日本のマスコミ報道。だが、ウイグルの実態はそんなに生易しいものではない。議長が語る日本への要望とは？

屋久島の森を守った伝説の木こり

愛林社長　高田久夫

伐るのが当たり前の時代から、捨てられた木を生かし、苗を植え続けた。あほと呼ばれてもまっすぐに生きてきた男は何を思うのか。

東芝　「ネオボールZリアルPRIDE」 飄々と…

筏 邦彦さん（技術部第一担当参事）

電球の歴史をリードしてきた東芝のヒット商品、「ネオボールZリアルPRIDE」。その開発の苦労をコトもなげに語るエンジニアの素顔とは。

人様の役に立つ それが働くことの醍醐味

日本理化学工業 会長　大山泰弘

人間の喜びや幸せとは何か―社員の7割以上が知的障害者である、チョーク製造会社の会長・大山氏が感じたその答えとは。

デジタルメモ「ポメラ」 機能を絞った個性派社員

立石幸士さん （キングジム開発本部リーダー）

起動の遅いPCに辟易しているビジネスマンに大人気の「ポメラ」。こだわりのシンプル機能の背景には、「若いころは個性の意味を履き違えていた」と苦笑する個性派アイデアマンの姿があった。

通信機能のないミニPC「ポメラ」が大人気

新色発表会速報・キングジムのニッチ開発

「メールにインターネット、ゲームに音楽、ビデオ編集。これすべてできません」――書くことしかできない、デジタルメモ機「ポメラ」が売れに売れている。

過去は引きずったっていい 悩んだ先に光が差すから

テノール歌手　新垣 勉

もっと恵まれた境遇だったら。あの失敗さえなかったら。誰しも過去を引きずり、それは時に、前に進めぬ自分の言い訳になる。テノール歌手の新垣勉は、苛烈な宿命を負った。事故で失明し、家族はなく、一時は命を絶つことも考えた。過去を恨み、未来へと踏み…

ホンダ「インサイト」絶妙な価格・装備設定

井口 郁さん（4輪営業部主任）

4月の新車乗用車販売ランキングでトップに躍り出た「インサイト」。ヒットの裏側には、会社の抜擢を受け、「新時代の環境車のスタンダードを作る」という大役を見事に果たした井口郁さんの豊富な知識と柔軟な発想力があった。