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子育ていろいろ 本いろいろ

2017年9月22日

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小川たまか (おがわ・たまか)

フリーライター

1980年東京生まれ。教育、働き方、性暴力などを取材。『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(2018年/タバブックス)。Yahoo!個人「小川たまかのたまたま生きてる」(https://news.yahoo.co.jp/byline/ogawatamaka/)などで執筆。Twitter:@ogawatam

経済効率と幸せは「比例しない」

――皆さんは、話し合われましたか?

高村:めちゃくちゃ話し合いました。数えきれないくらい。今は家事育児をやる量が、お互いに半々です。以前は夫から経済効率を主張されたこともあったんです。家事育児を私で、その分夫が働く方に力を入れた方が収入が増えるんじゃないかって。でも、経済効率と幸せは比例しないって主張しました。

――世帯収入が上がることより、家事育児を分担することのほうが大事だった。

高村:うちの場合は。

――共働き家庭で妻が時短勤務の場合、「自分は時短だし、お給料も夫より少ないから、その分自分が家事育児を負担するもの」って思っている女性も多いように思います。

高村:夫婦で話し合ってお互いが心から納得しているならそれでいいと思うんですよ。でももし、「女性はそうするものだから」っていう呪縛から来ているのであれば解き放たれてほしい。本当はもっと仕事したい思いがあったり、夫にも育児に関わってほしいと思っているのに我慢している人も多いので。ママになるまでは男女平等でずっとやってきたのに、ママになった途端、家庭の負担どーん!って我慢ばっかりになるのは悲しいので。

――私自身のことで考えてみると家事が得意なわけじゃないので、女性は結婚したら専業主婦みたいな時代に生まれていたら辛かっただろうなあと思いますね。逆に男性でも仕事より家事育児が好きな人もいるだろうし。

椿:そうなんですよね。適材適所で自分の好きなものを選んでいいよっていう事例を出していくことで、それを当たり前にしたいと思いました。「自分らしくやっている人がいるからあなたもやっていいよ」って。

家事分担のチーム感が「心地よい」

――只友さんのご家庭ではどうでしたか?

只友:うちの場合、子どもが生まれた頃は夫婦で収入が同じくらいでした。家事も分担していたけど、お互いに苦手だから家事代行も頼んで、夫・私・家事代行の3分担にしたらすごく幸せになったんですね。子どもは家事代行の方を「お掃除先生」って呼んでます。その後、夫が学童保育をつくるために会社を辞めて、今は私の収入の方が多いですが、当時の癖で今も家事分担は同じくらいです。それがすごく心地よいことだな、と。

――家事分担が心地よいというのは?

只友:仕事だけって逆につらくて、家事をすることで気分転換にもなる。あと、夫と一緒に家庭をまわしている感じがするんですね。家事分担をすることで、2人で家庭をつくっていることを実感する。

高村:チーム感がありますよね。

只友:楽しいです(笑顔)。それから、子どもが大きくなってくると家事だけではなく子どもの教育が重要になってきます。「私の方が稼いでいるから、子どもの教育は夫任せ」っていうのも不安じゃないですか。うちの夫はすごく教育熱心だけど、それでも。

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