前向きに読み解く経済の裏側

2018年9月10日

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塚崎公義 (つかさき きみよし)

経済評論家

1981年 東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関連の業務に従事。2005年 銀行を退職して久留米大学へ。現職は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は一個人として行うものであるため、肩書きは「経済評論家」とする。

セカンドキャリアは起業

 宮仕えではなく、セカンドキャリアは起業して自分のやりたいことで生計を立てたい、という場合もあるでしょう。その場合でも、副業で助走をすることが役立つはずです。たとえば夫婦で喫茶店を経営したい、という場合には、実際に喫茶店で働いてみましょう。

 外から見ているのと実際に働くのでは、かなりイメージが違うはずです。仕事の大変さもそうですが、客が来なかった時の焦りや失望なども、自分がオーナーになったつもりで痛感してみましょう。それでもやってみたいか、と自問自答するわけです。

 それでもやりたいという強い意志があるならば、あとはノウハウを吸収しましょう。作業マニュアルやノウハウというのは、過去の失敗の経験を基に改良されてきたものでしょうから、作業マニュアルやノウハウを十分に習得しておけば、先人と同じ失敗を避けることができるはずです。もちろん、コーヒーの入れ方や接客の仕方などに慣れることも重要ですが。

 あとは、欲張らないことでしょう。老後の生きがいとボケ防止のために細々と喫茶店を経営し、多少は老後の生活資金の足しにする、といった意識が丁度良いでしょう。嫌な上司に仕えるわけでもなく、若造にこき使われるわけでもなく、嫌な仕事を押し付けられるわけでもなく、好きな喫茶店経営をしながら老後が過ごせるのです。それだけで十分ありがたいと思いましょう。

 「借金をして大きな店を開いて大儲けしよう」などと考えて、万が一にも失敗したら老後の生活が悲惨ですから、くれぐれも欲張らないようにしましょう。

  
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