定年バックパッカー海外放浪記

2018年12月9日

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旅先で意気投合した日本大好き台湾男女

 1月4日。タスマニア最大の都市ホバートのゲストハウスで台湾人男女と同室になった。女子はタスマニアの農場で2カ月箱詰め作業(packing)をやってきた。ワーホリ期間中も毎日台湾の両親に電話する孝行娘だ。アニメで覚えたという日本語は中々の水準。

 男子は台北でファミマの店長をしていた。キャンベラで大工の手伝いを半年やってタスマニアに来た。将来は日本でワーホリすることを熱望。

ワーホリで知り合った日韓カップル

 1月5日。隣の二段ベッドで起居しているスレンダー美人は中京圏のペットショップで働いていた。彼氏はフリーターの韓国男子。二人はパースで知り合い2年間一緒にワーホリしてきた。

 ホリデーはなくてワーキングばかりしてきたようだ。韓国男子は日本語が上手く、次は日本でワーホリすることを希望していた。

ネルソン山の山頂公園からホバート市街を望む

日本もワーホリ制度で先進国若者を受入れている

 日本は現在21カ国とワーホリ協定を締結している。オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、英国、アイルランド、ノルウェー、デンマーク、台湾、香港、ポーランド、ポルトガル、スロバキア。さらに2017年にハンガリー、スペイン、アルゼンチン、チェコ、チリと締結。

 政府統計によると2017年度の日本への受け入れ実績は約1万5千人。国別内訳は以下の通り:
韓国:5100人、台湾:4200人、フランス:1300人、オーストラリア:1200人、英国:900人、香港:700人、ドイツ:700人、カナダ:500人、デンマーク:200人。スペイン、ポーランド、フィンランドが100人前後。その他の国は50人未満となっている。

もっと先進国若者を短期労働者として招致できないか?

 世界各国を旅行していると『日本で働きながら長期滞在(半年から2年間くらい)したい』という希望を頻繁に聞く。先進国の若者で日本にワーホリ制度があることを知らないケースも散見される。

 日本の労働賃金水準はオーストラリアに比較すれば低いが、逆に文化・歴史・サブカルチャー・自然美・食べ物など総合力では日本の魅力はオーストラリアを凌駕している。もっとワーホリ受入れを日本は相手国にアピールすべきではないか。

 知人の若いカップルが経営している有機農法農園には常に数人の先進国の若者が住み込んで農作業を手伝っている。盆栽や植木職人見習いとして来日している外国人も多い。旅館、レストランなどの接客業でも応募者はいるのではないだろうか。

 先進国の若者が日本で働きたいというニーズと日本の人手不足をマッチングするような制度的仕組み(例えばワーホリ外国人専門の求人サイト)を拡充するとか、様々な工夫を凝らしてワーホリの来日人数を昨年実績の1万5000人から10万人程度に増やすことは日本社会にとりプラスになると思うがいかがであろうか。

⇒次回に続く

  
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