2023年2月6日(月)

前向きに読み解く経済の裏側

2019年1月14日

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塚崎公義 (つかさき きみよし)

経済評論家

1981年 東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関連の業務に従事。2005年 銀行を退職して久留米大学へ。現職は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は一個人として行うものであるため、肩書きは「経済評論家」とする。

独身者、共働き夫婦は原則として生命保険の必要なし

 学校を出て就職すると、「一人前の大人になったのだから、生命保険に加入しないと」といった勧誘を受けることがあるかもしれませんが、断りましょう。独身者が他界しても、悲しむ人はいるでしょうが、金銭面で路頭に迷う人はいないでしょう。それなら、自分の老後に備えて貯金をしておきましょう。

 「病弱の妹を養っているから、自分が他界した時の妹が心配だ」といった特殊な事情がある場合は、もちろん妹を受取人に指定した生命保険に加入すべきですが。

 新入社員でなくても、中高年社員でも、「自分が他界しても、金銭面で路頭に迷う人がいない」のであれば、生命保険に加入する必要はありません。その意味では、共働き夫婦も生命保険の必要は薄いでしょう。「妻の所得だけでは子供が養えない」という場合には、少額の生命保険に加入する必要はありそうですが。

定年前後のサラリーマンも生命保険は不要

 定年後のサラリーマンは、退職金も受け取り済みですから、自分が他界しても遺族が路頭に迷うことはないでしょう。それならば、生命保険は不要です。定年前でも、「自分が他界すれば死亡退職金が受け取れる」という場合ならば、同様です。

 「妻への愛情の証として生命保険に加入している」という高齢者もいるようですが、妻は「保険料を払わずに貯金しておいてくれれば良いのに」と思っているかもしれませんよ。筆者が妻なら、「保険料という形で保険会社のコストと利益を払うくらいなら、その分を貯金しておいて欲しい」と思いますから(笑)。


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