WEDGE REPORT

2019年1月17日

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「ジャパン・パッシング」に対策が必要

 日本の国際的な地位が落ちるにしたがって、優秀な留学生が来なくなる傾向にある。国力の低下したヨーロッパの一部の国の大学では、すでに優秀な人材を集められなくなった。そういう状況が日本でも起こっている。いわゆる「ジャパン・パッシング」(日本に対する関心が低いこと)だ。

 今50代で、中国から留学してそのまま就職した人たちは、日本で家族と一緒に暮らしていて、民間企業や教育機関でそれなりの業績を残している。しかし、管理職として日本人と同じ扱いを受けているかというと、そうではないと感じる。今の日本は、多くの外国人にとって、長く住むところではない。留学生を就職や、就職後の出世の面で日本人と同じ扱いをするといったことをしないと、優秀な人材は集まらないだろう。

 今の日本は、外国人を労働力として利用できるなら、利用しようという態度だと感じる。労働力として訪日して、働いて、帰ってもらうという、虫のいい考え方だ。優秀な人材に来てもらうということが、そもそもこの国のメンタリティに合わないのではないか。(談)

  
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