シニア層の転職は増加し、ジョブ型が中心に
一方で、人生100年時代を迎えてシニア層の転職は増加して行くでしょう。役職定年になったシニアにとって、今の会社に定年までしがみついていても、以前の部下にお仕えすることになったりして、それほど幸せではないでしょうから、転職のインセンティブは高いでしょう。
その場合には、「大企業で経理の仕事を20年やりました」といった経歴を生かして、中小企業に「副業」として勤めてみて、お互いが納得した段階で転職する、といった形態が可能です。
そうしたジョブ型採用であれば、採用側としては「優秀だけれども年齢だけを理由に冷遇されている人」を安い給料で雇えるかも知れません。一方で転職者としては「世の中で自分を必要としている職場があるので、そこで働く」ということが可能になります。これはウインーウインの関係と言えるでしょう。
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