中国政府の出国容認は、陳のこの意向を尊重したものだった。
それから15日後の5月19日、陳を客員研究員として招待したニューヨーク大学のコーエン教授の元に向かった。陳が帰国を望んだ際、中国政府が果たしてそれを許すが保証はない。しかし陳の救出劇を企画・実行した何培蓉は筆者にこう評価した。
「今回の中国政府の陳光誠事件に対する処理は相当抑制されたものだ」。何はこう続けた。「私は陳さんのいかなる選択を尊重し、支持する。私の目標は、陳さんに最大の選択の余地を与え、事件全体をより良く解決することであり、彼ら一家を自由にすることです」。
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