2024年11月22日(金)

古希バックパッカー海外放浪記

2020年8月9日

コルカタのヤンキー系の二人組

可愛い少女に心和む瞬間もある

 インド旅行の最終日、深夜発の日本への帰国フライトを前にコルカタのゲストハウスで20歳前後の体格のいいヤンキーっぽい若者二人とウィスキーを飲んだ。彼らは京浜工業地帯の下町の出身で小学校からの幼馴染だった。

 二人とも地元の工業高校を中退して遊んでいたが、遊び仲間の伝手で仕事を始めた。一人は解体作業、もう一人は内装関係であった。ヤンキー系の縦社会の職場なので仕事はキツイがヤンキー上がりの親方の面倒見がいいので二人とも案外真面目に働いていたようだ。

 二人はインドのあとはオーストラリアのワーキングホリデーで農場の力仕事で資金を稼いでから南北アメリカを縦断してアフリカに渡るという壮大な計画を立てていた。

 二人の話しっぷりから何か人生に対する余裕のようなものを感じた。“真面目に働けば楽しく生きるのに必要な金くらい稼げるさ”というようなふてぶてしさである。

 K君やY君がほんの少しでもこの二人のヤンキー魂を共有すれば世界一周旅行がもっと彩のあるものになるだろうと考えた。

  
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