WEDGE REPORT

2021年5月3日

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今後のポスティングが難しくなるかもしれない

 もし、NPB復帰なら筒香の選択は古巣のDeNAしかないだろう。一昨年のシーズン終了後、メジャー挑戦をぶち上げた際に筒香本人は今後日本に戻ってプレーすることになった場合、再び必要とされるならばベイスターズに戻ってプレーすると公言している。DeNAも筒香の復帰を断る理由はなく、レイズ退団となるならば真っ先にラブコールを送ることになるはずだ。

 しかしながらMLB挑戦から2年も経たないうちに満足のいく結果を残せず、そそくさと古巣に戻って来るという流れは筒香にとって大きな屈辱につながる。プライドを打ちひしがれ、失意のまま日本球界に復帰してもモチベーションの低下にさいなまれて以前のような〝ハマの主砲〟としての活躍は見込めないのではないか――と不安視する声も球界内には少なくない。

 一方で「もし筒香のメジャー挑戦が失敗に終わったら、今後NPBからポスティングシステムを使う日本人野手のメジャー挑戦はますます難しくなるかもしれない。厳しい言い方だが、レイズ側がポスティングで必要な譲渡金や大型契約を工面するなど大金を投じた末に獲得した日本人大物の筒香が『この程度のレベル』という前例を作ってしまったら、将来的にNPBからメジャー移籍に日本人野手が名乗りを挙げても『筒香の例がある』として二の足を踏むMLB球団は増えていく危険性もある」との指摘もある。

 好材料を見つけようと思っても、ほぼ見当たらない。厳しい境遇であることは重々承知しているが、それでも…筒香には大方の予想を覆す形で何とかレイズで2年目の大ブレイクを果たしてほしいと願う。 

  
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