また、経済制裁は、やっと昨夏以来本格的となって来たばかりだということでもあります。EU の制裁は七月からです。米国は、日本及び中国に対して、イランの原油の輸入を削減させることに成功しています。この経済制裁体制は、武力行使によって崩れてしまうので、もう少し経済制裁の効果を見極めるべきだという考え方です。
つまり、経済制裁の継続による、神権政治そのものの崩壊を期待するという政策で、まだ多数意見ではありませんし、また、これを公然と述べることは逆効果でしょうが、一つの代替案として、存在するということです。
■「WEDGE Infinity」のメルマガを受け取る(=isMedia会員登録)
「最新記事」や「編集部のおすすめ記事」等、旬な情報をお届けいたします。