世界潮流を読む 岡崎研究所論評集

2021年10月13日

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毛沢東や鄧小平の時代とは異なる

 テク企業への締め付けなどの政策は新しい分野での対応であり、毛沢東にならうことはできないだろう。確かに、市場重視派の劉鶴副総理がディディ問題で自己批判書を提出したことは、文化革命中のことを想起させた。しかし、今の中国の問題は毛沢東に回帰してうまく処理できるものではなく、中国国民も開放改革を経験し、変わってきている。

 中国の路線変更は大きな問題であり、「毛沢東主義への回帰」とか「鄧小平路線の変更」というよりも、もっと細かく見ていく必要があるように思われる。ただ、習近平の今のやり方は中国経済にとってはよい結果をもたらさないということと、中国はますます独裁的な国になることは確かである。共産党と独裁には強い親和性がある。

  
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