2022年12月5日(月)

Wedge SPECIAL REPORT

2022年3月20日

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久末亮一 (ひさまつ・りょういち)

日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所 副主任研究員

学術博士(東京大学)。香港大学客員研究員、東京大学大学院助教、政策研究大学院大学安全保障・国際問題プログラム研究助手などを経て現職。著書に『香港「帝国の時代」のゲートウェイ』(名古屋大学出版会)など。

国内の対中感情は?

 もっとも国内一般の対中感情は難しく、華人を通じた浸透工作も容易ではない。インドネシアの華人は人口の約3%前後にすぎない少数民族で、反華人感情の強い環境に置かれてきた経緯から、華人側にも中国の代弁者と誤解されることに警戒感がある。

 これに対してマレーシアは華人の人口比率が約23%と高く、比較的自由な環境を反映して、中国の浸透が容易となっている。特に中国との関係を利権化し、マレー人主体の現地政治家とのパイプ役となるブローカー的な華人が蠢く。

 たとえば、……

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Wedge 2021年6月号より
押し寄せる中国の脅威
押し寄せる中国の脅威

「中国の攻撃は2027年よりも前に起こる可能性がある」─。

アキリーノ米太平洋艦隊司令官(当時)は今年3月、台湾有事への危機感をこう表現した。

狭い海を隔てて押し寄せる中国の脅威。情勢は緊迫する一方だ。

この状況に正面から向き合わなければ、日本は戦後、経験したことのないような

「危機」に直面することになるだろう。今、求められる必要な「備え」を徹底検証する。

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