バイデンの真意
バイデン大統領はホワイトハウスの記者団に対して政策の変更ではないと釈明し、発言の撤回と謝罪を拒否した。その上で、「プーチンの残虐さに対する道徳的な怒りを表現した」と率直に述べた。プーチン氏は道徳観や倫理観の欠片もない人物であると言いたかったのだろう。
バイデン大統領の言葉はロシアに対する政策転換ではなく、道徳的信条に基づいて発したものであった。さらに、現実を直視した正直な意見であるという見方もできる。というのは、バイデン政権がプーチン政権と正常な関係を構築するのは、もはや不可能に近いからだ。
世界の人々の関心がプーチン氏の将来に焦点が当たっているのも事実である。戦争犯罪人のプーチン氏が権力の座に居座り続けることが、本当に世界の利益になるのか。答えは明白だろう。