2022年7月1日(金)

2024年米大統領選挙への道

2022年3月31日

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海野素央 (うんの・もとお)

明治大学教授 心理学博士

明治大学政治経済学部教授。心理学博士。アメリカン大学(ワシントンDC)異文化マネジメント客員研究員(08年~10年、12年~13年)。専門は異文化間コミュニケーション論、異文化マネジメント論。08年と12年米大統領選挙で研究の一環として日本人で初めてオバマ陣営にボランティアの草の根運動員として参加。激戦州南部バージニア州などで4200軒の戸別訪問を実施。10年、14年及び18年中間選挙において米下院外交委員会に所属するコノリー議員の選挙運動に加わる。16年米大統領選挙ではクリントン陣営に入る。中西部オハイオ州、ミシガン州並びに東部ペンシルべニア州など11州で3300軒の戸別訪問を行う。20年民主党大統領候補指名争いではバイデン・サンダース両陣営で戸別訪問を実施。南部サウスカロライナ州などで黒人の多い地域を回る。著書に「オバマ再選の内幕」(同友館)など多数。

バイデンの真意

 バイデン大統領はホワイトハウスの記者団に対して政策の変更ではないと釈明し、発言の撤回と謝罪を拒否した。その上で、「プーチンの残虐さに対する道徳的な怒りを表現した」と率直に述べた。プーチン氏は道徳観や倫理観の欠片もない人物であると言いたかったのだろう。

 バイデン大統領の言葉はロシアに対する政策転換ではなく、道徳的信条に基づいて発したものであった。さらに、現実を直視した正直な意見であるという見方もできる。というのは、バイデン政権がプーチン政権と正常な関係を構築するのは、もはや不可能に近いからだ。

 世界の人々の関心がプーチン氏の将来に焦点が当たっているのも事実である。戦争犯罪人のプーチン氏が権力の座に居座り続けることが、本当に世界の利益になるのか。答えは明白だろう。

  
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