2つの非民主主義と戦うバイデン
バイデン大統領はロシアとウクライナとの戦争を、「民主主義擁護の戦い」として位置づけている。バイデン氏の視点に立てば、侵略戦争を続ける非民主主義国家ロシアから新興の民主主義国家ウクライナを守るための戦争になる。
米国内においてもバイデン大統領は民主主義擁護という難題に直面している。20年米大統領選挙においてトランプ氏が指名した判事たちが不正はなかったという判決を下した。にもかかわらず、ウルトラ-MAGAは選挙がいかさまであったと言い続けている。
バイデン大統領は「ウルトラ-MAGAの参加者は決して米国民の多数派ではない。米国の利益にはならない」と公然と強く非難した。結局、バイデン氏は国内外の2つの非民主主義と戦っているのだ。