2022年11月27日(日)

Wedge OPINION

2022年5月27日

»著者プロフィール
著者
閉じる

葛西龍樹 (かっさい・りゅうき)

福島県立医科大学 医学部 地域・家庭医療学講座主任教授

1984年北海道大学医学部卒業。北海道家庭医療学センター設立および所長を経て、2006年から現職。英国家庭医学会 最高名誉正会員・専門医(FRCGP)。日本プライマリ・ケア連合学会監事。著書に『医療大転換 ─日本のプライマリ・ケア革命』(ちくま新書)など多数。

 例えば、本来なら高度な集中医療の提供が求められる病院にも軽症・中等症の患者が多く搬送され、急性期を脱しても回復期に入院・療養する転院先が見つからず、高機能病院の機能が麻痺してしまう事象が散見された。また、後方支援などの医療機関同士、そして介護施設など、同じ地域に属するその他の機関との連携不足も露呈した。

日本社会の構造的問題にメスを

 これらは「わが国の長年にわたる保健医療制度の問題」であるだけに、ステークホルダーたちの既得権益、官民セクターの立場の違いなど、日本社会の構造的問題も含めて根(あるいは闇)が深く、簡単な処方箋は望めないかもしれない。しかし、誤解を恐れずあえて言えば、……

◇◆◇ この続きを読む(有料) ◇◆◇

 
 
 

  
▲「Wedge ONLINE」の新着記事などをお届けしています。

Wedge 2022年6月号より
現状維持は最大の経営リスク 常識という殻を破ろう
現状維持は最大の経営リスク 常識という殻を破ろう

日本企業の様子がおかしい。バブル崩壊以降、失敗しないことが“経営の最優先課題”になりつつあるかのようだ。しかし、そうこうしているうちに、かつては、追いつけ追い越せまで迫った米国の姿は遠のき、アジアをはじめとした新興国にも追い抜かれようとしている。今こそ、現状維持は最大の経営リスクと肝に銘じてチャレンジし、常識という殻を破る時だ。

新着記事

»もっと見る