そして、「看板、どうしようか?」とお父さんたち。
「おやじの畑」の看板を「うらの畑」とかえたきっかけになった佐竹幸子お母さんと筆者。
「う~ん、そうだね、校舎の裏だから『うらの畑』はどう?」とあるお父さんがいいました。
「うん、そうしよう!」ということで、さっそく「うらの畑」と書きかえました。
で、「うらの畑」と書きかえた看板の横で幸子さんと私とがツーショットでとったのがこの写真。
当時は「ジェンダー」なんて言葉はあまり知られていないころであり、秋津のお父さんたちがジェンダーに目覚めた?きっかけを幸子お母さんが与えてくれたんです。
で、サークル名もまたまた安直に「うらの畑」にかえました、とさ。
「よいこと循環」で地域活性化
で、うらの畑に花が咲くと、どこからともなくチョウチョや虫がやってきます。虫がくると子どもたちがやっつてきます。子どもたちがやってくるとお父さんたちはうれしくなって、より励んで栽培するようになります。あるお父さんなんて、シイタケ菌と原木をどこかから調達してきてシイタケを本格的に栽培するんですから、も~おもしろくってたまらんね~状態の畑になっていきました。
約300㎡にも広がり緑であふれる現在の「うらの畑」。2012年夏
そんなこんなで子どもたちにとっては身近で自然観察ができる学習教材園ともなっていき、当初は30㎡ほどを借りていたのが、学校からの申し出により拡張し、当初の10倍の300㎡ほどにのちに拡大していきました。
それと、うらの畑は団地内の通路に面していることから、道行く人が「なにをしているんですか?」と声をかけてくることもしばしばです。
で、気のいいお父さんたちは「一緒に畑をやりませんか」と誘いこみ、サークル仲間がどんどん増えていきました。
となると、もっともっとみんなが喜びそうな楽しいことをしたくなるのがノリノリ団のお父さんたち。