「i」シリーズの異端児、「i2」
現在、日本で正式にカトログ掲載されているモデルは、高い方から「ルンバs9+」(18万6780円(税込))、「ルンバ j7 / J7+」(9万9800円/12万9800円)、「ルンバ i3 / i3+」(4万9800円/7万9800円)、「ルンバ i2」(3万9800円)だ。
同社のオンラインショップは、この他のモデルも販売しているが、iRobotが考えている正式モデルは上の通り。同じモデルで、「+」がついているモデルは、「クリーンベース」付きのモデル。クリーンベースというのは、ルンバが掃除をする度に、ルンバからゴミを吸い取り中の紙パックに蓄積していく。そして3カ月に一度くらい、紙パックを交換すれば良いという、「床掃除を忘れてもらいたい」iRobotらしい充電台兼ゴミ箱だ。
それはともかく、価格だ。まず、10万円台に「ルンバ j7」がある。iRobotの主力モデルで、コストパフォーマンスも含め、お勧めモデルだ。そして5万円に「ルンバ i3」。これバブル期ならブレイクできる価格だろう。そして、その下に、4万円の「ルンバi2」。令和のデフレ状態でもブレイクさせたい価格だと言える。
「ルンバ i3」「ルンバi2」も、同じiシリーズで、価格も1万円差。で
デジカメ搭載の「ルンバ j7」、非搭載の「ルンバi2」
ロボット掃除機で重要なのは、「お部屋マップ」を作ること。その
それはビッグデータにより、
こちらは、2002
それでは、最新モデルの「i2」は古いモデルと言っていいのだろ
しかし、ロボット部分がいかに優れていても、掃除機部分が良くなければ、ロボット掃除機としては二級品となる。ルンバが他のメーカーより優れているのは、この部分だ。特に、ゴミを掻き取るのをブラシではなくゴムローラーにしているのは素晴らしい。吸い取りも素晴らしい上、ブラシのようにローラーに髪の毛などが絡むことも、ほとんどない。メンテナンスフリーの強力掃除機だ。
「i2」に、メンテナンスフリーでかつ掃除機に不可欠部分は、全部揃っている。ロボット部分の技術のあり方が、少し古いだけなのだ。ただし、iRobotはデジカメレスモデルを切れ目なく開発、販売してきた。錆び付いた技術ではなく、ピカピカに磨き抜抜いてきた技術だといえる。i2は、安かろう、悪かろうのモデルではない。