オミクロン変異株で今後どうなるか
ところが、この独立記念日から4日たった7月8日、案の定、ニューヨーク市保健当局はツイッターで市内の感染率が9%を超えたと警告を発した。
ニューヨーク州では現在、感染力の強いオミクロン変異株BA.5が全体のおよそ4割を占め、保健当局は再び屋内でのマスク着用の必要性を強調している。重症化のリスクはそれほど高くないとはいえ、ワクチン、過去の抗体もあまり予防効果がないというこの変異株で、秋に本格的な第六波が来ることも懸念されている。
だが前述のように、ブロードウェイではマスク着用ルールを解除したばかり。ブロードウェイ協会では1カ月おきに感染状況を見てルールを再考すると発表しているが、一度緩めた規制を再び締めることは難しいのではないだろうか。実際反マスク派でなくても、2年以上続く日常的なマスク着用に、人々は疲弊している。
新コロナウィールスと共存せざるを得ない現状を、ニューヨーカーはこれからどのように乗り越えていくのか。今後の社会の流れに注目していきたい。