2022年8月11日(木)

Wedge SPECIAL REPORT

2022年8月6日

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篠田英朗 (しのだ・ひであき)

東京外国語大学大学院総合国際学研究院 教授

英ロンドン大学(LSE)国際関係学博士(Ph.D.)取得。専門は国際政治学(平和構築論)。著書に『パートナーシップ国際平和活動』(勁草書房)、『紛争解決ってなんだろう』(ちくまプリマー新書)、『憲法学の病』(新潮新書)、『ほんとうの憲法』(ちくま新書)など多数。

 ところが、国際法を軽視し、憲法こそ優位との通説的立場をとる日本の憲法学者たちは、ポツダム宣言履行プロセスの一環として作られた憲法の国際協調主義を目立たなくし、憲法を国際法から切り離して解釈する運動を繰り広げてきた。「憲法優越説」である。

誤解多き憲法の原則
前文から読める「一大原理」

 日本の学校教育で教わった「憲法の三大原理」なるものを考えてみよう。日本の子どもたちは、教員に言われるがまま、憲法学者の通説に違和感を覚えられるはずもなく「三大原理」、つまり「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を覚えさせられる。しかし実際には、……

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Wedge 2022年8月号より
歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない
歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない

安全保障と言えば、真っ先に「軍事」を思い浮かべる人が多いであろう。だが本来は「国を守る」という考え方で、想定し得るさまざまな脅威にいかに対峙するかを指す。日本人が長年抱いてきた「安全保障観」を、今、見つめ直してみよう。

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