2024年5月20日(月)

Wedge REPORT

2023年10月27日

デザイン面では日本のメーカーのリーダー

 もともとRX7やロードスター(ミアッタ)など、デザインでも世界的な評価が高かったマツダだが、今回のICONIC SPは一つの到達点であり、デザイン面では日本のメーカーのリーダーだといっても過言ではないと思う。特にEVが普及すると、ガソリン車と比べてパーツが少ない分故障が少なく、車体が長持ちする、ともいわれている。

 長く所有するときに、飽きのこない美しいデザインというのは実は重要な要素となる。角ばった流行のデザインにはやがて変化が訪れる。しかし、ICONICのようなクラシックなデザインはユニバーサルに時間を超えて受け入れられるものだ。

 残念ながらICONICはコンセプトであり、市販化の予定は立っていない、という。しかしこのようなクラシカルで人の目を引き寄せる、長く愛着を持てるようなデザインの車への需要は今後高まるのではないだろうか。こうした車を作り出せることに、マツダの存在意義がある、と感じられる1台だ。

   
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