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パリ・オリンピック(五輪)は24日、開会式に先立ってサッカー男子のグループステージ(1次リーグ)が始まり、日本は南米パラグアイに5-0で快勝した。別の試合では、観客がピッチに侵入するなどして2時間近く中断となり、無観客で試合を再開する混乱が発生した。
グループDの日本は、MF三戸舜介が前半の18分に先制ゴールを決めた。
後半に入って63分にも、三戸が頭で合わせて2点目。69分にはMF山本理仁がシュートを決め3-0とした。
81分と87分にはFW藤尾翔太が立て続けにゴール。日本は5点差をつけて白星発進した。
パラグアイは前半の25分、MFワイルダー・ビエラがFW平河悠へのファウルでレッドカードを受けた。そのため、残りの時間を1人少ない10人でプレーせざるを得なかった。
日本は27日にマリとの第2戦に臨む。
ピッチ侵入で無観客に
グループBのアルゼンチン対モロッコでは、後半の追加タイムに混乱が発生した。
モロッコが2-1とリードして追加タイムに入ると、16分にアルゼンチンが同点ゴールを決めたかに思われた。直後、ピッチにはボトルが投げ込まれ、モロッコのサポーターとみられる観客らが入り込んだ。
試合は中断され、審判は両チームの選手らをピッチの外に移動させた。全ての観客はスタジアムから退出させられ、中断から約2時間後、試合は再開された。
再開の直前、アルゼンチンの同点ゴールが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR、試合映像を確認する審判員)による判定の結果、認められないことが発表された。
試合は残り3分が無観客で行われ、モロッコがリードを守り切って勝利した。
試合後、アルゼンチンのハビエル・マスチェラーノ監督は「これはばか騒ぎだ。だが仕方ない。コントロールできない」、「こうしたことが起きて大会を台無しにするのは不名誉なことだ」と話した。
また、「オリンピック精神だけでなく、組織も基準に達していなければならない。現時点では残念ながらそうなっていない」と主催者側を批判した。
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