ロンドン警視庁は29日、BBCの有名キャスターだったヒュー・エドワーズ被告（62を）が未成年のわいせつ画像を作成した罪3件で起訴されたと発表した。
ロンドン警視庁によると、犯行は2020年から2022年にかけてのもので、メッセージアプリ「ワッツアップ」のチャットで共有された画像37枚に関連しているという。
警視庁によると、エドワーズ被告は昨年11月に逮捕され、先月に起訴された。
31日にもロンドンの裁判所に出廷する見通しという。
警視庁報道官は、「ロンドン・サザーク在住のヒュー・エドワーズ、62歳は、ロンドン警視庁の捜査の末、子供のわいせつ画像を作成した罪状3件で訴追された」と発表した。
「2020年12月から2022年4月にかけて行われたとされる罪状は、ワッツアップでのチャットで共有された画像に関連する」
「エドワーズは2023年11月8日に逮捕された。イギリス検察庁（CPS）の承認を経て、6月26日に起訴された」
「保釈保証金を納めて保釈されたのち、7月31日にウェストミンスター治安判事裁判所に出廷する」
「報道機関と国民には、本件が今も捜査中の事件であることを強く留意してもらいたい。今後の裁判の進行に影響を与えるような内容は、ソーシャルメディアを含めて、いっさい投稿されてはならない」
エドワーズ被告は、わいせつ画像の分類では最も深刻な「A」分類に相当する画像を6点、自分の携帯電話に所持していたとされる。さらに、分類「B」の画像を12枚、分類「C」の画像を19枚、所持していたとされる。
有罪となれば、数年の禁錮刑が言い渡される可能性がある。
CPSのサイトによると、「法的な意味でのわいせつ画像作成とは、様々な形があり得る。そうした画像が添付されたメールを開く、ウェブサイトからそうした画像をダウンロードする、あるいはソーシャルメディア経由で受け取るのも、該当する場合がある。自ら要求したのでなく、グループの一員として受け取るのでも、該当する場合がある」という。
エドワーズ被告は今年4月にBBCを退職している。
BBCでは、さまざまな重要ニュースを担当し、最も高給のキャスターの一人だった。BBC Oneチャンネルの夜の看板ニュース番組「10時のニュース」のメイン司会を長年務め、エリザベス女王の死去発表など国民的な重大事の報道でもメインキャスターを務めた。
（英語記事 Huw Edwards charged with making indecent images of children）
