ケータリングで実現!
経費削減のために一致団結
「厨房を設けられない」という最大の課題を乗り越えられたのは、ポーラとの連携があったからだ。オルビスから車で5分ほど、JR五反田駅から徒歩5分の距離にあるポーラ本社の社員食堂(http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1678)から、ケータリングでメニューを運ぶこととなった。
厨房に近い設備をつくるよりも格段にコストは削減できたが、それでもやはり会社が負担する金額は大きい。小さなところからコツコツと経費削減に努めることが大切だった。
「天井を見てください。蛍光灯の本数を減らしているんです」と、人事・組織改革部主任の秋田智恵さん。
「このほかにも、カラーコピーを減らしたり、携帯電話プランの見直しをしたり、上下2~3階の移動ならエレベーターではなく階段を使おうと呼びかけたり。小さな積み重ねがコスト削減につながりました。」
社員食堂オープン当時は絨毯だったという床も、経費削減のおかげで張り替えることができた。
「床の色が変わるだけで、だいぶ印象が変わりました。絨毯だと汚れやすいですし、やっぱりどこか以前にあった休憩室の面影を感じる人も多かったと思います。変えてよかったです」
みんなの努力でつくりあげた社員食堂。和気あいあいとした雰囲気を感じるのは、そんな経緯があるからなのかもしれない。