沖縄では海兵隊員の凶悪事件によって「暴力的な海兵隊」のイメージが再生産されています。海兵隊員への教育も十分とは言えません。一方で、基地従業員や飲食店関係者、軍用地主などの中には、海兵隊員との交流を望む人は少なくありません。
Q3 沖縄に米軍基地が集中する理由とは。県外への移転はできないのか。何がネックになっているのか。
川名 沖縄に基地が集中した理由は安全保障だけではなく、政治的な理由もあります。歴史的にみれば、本土で〝厄介者〟とされた部隊が沖縄に移っています。現在の在沖米軍の7割を占める海兵隊がまさにそうです。米側も当時、沖縄を一時的なrepository(保管場所)と言っていました。いずれにせよ、基地の集中は、歴史の経緯からみれば軍事的な必要性のみに由来していません。
ところが、そうしてやってきた部隊が時間の経過とともに動かし難い存在になっていきます。「集積効果」といいますが、関連する軍の機能と部隊が沖縄に引き寄せられ、基地を運用するための制度やノウハウも蓄積されていきます。基地の使い勝手はどんどん向上するわけです。
それだけではありません。
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