日米首脳会談と中間選挙
こうしてみてくると、中間選挙におけるトランプ共和党の勝利との関係で次の日米首脳会談を捉えることが重要である。
トランプは衆議院選挙の前に高市早苗総理支持を、自身のSNSで表明した。見方によれば、他国に対する選挙介入ともとれるトランプの行動だが、その意図は日米首脳会談で、交渉とディールを有利に進めることにある。
自民党が歴史的圧勝をすると、トランプは高市について「非常に尊敬されており人気がある」「あなたとあなたの連立政権を支持できたことは光栄だ」と、自身のSNSで発信して、彼女を絶賛した。トランプは高市に「ノーと言えない」環境を作り、最終的には高市政権を意のままに動かせる政権にしたいのだろう。
そうすることによって、5500億ドル(約86兆円)の対米投資を確実に進め、防衛費の国内総生産(GDP)比5%以上を要求し、トランプが終身議長を務める平和評議会に日本を参加させ、常任メンバーになるための金を拠出させる。日米首脳会談で、トランプは中間選挙でMAGAたちに誇示できる成果を日本から得ようとしているとも考えられる。
日米首脳会談は、すでにトランプの中間選挙の戦略の中に組み込まれていることを忘れてはならない。
