2026年6月20日(土)

エネルギー依存国家・日本

2026年6月20日

 そもそも「ホルムズ」とは、ゾロアスター教(拝火教)の神の名前が由来とされる説がある。ゾロアスター教が誕生した起源は、自噴する天然ガスや石油によって消えることのない火が信仰の対象になったともいわれる。

石油の商業生産が始まったのは?

 中東は、古くから石油・天然ガスとの関わりが深い地域だが、石油の商業生産が本格的に始まったのは、20世紀に入ってからだ。そのうちの一つが英・アングロイラニアン石油会社で、1951年の国有化などでも、その存在を知ることができる。

 世界ではじめて石油を商業化したのは米国だ。1859年にペンシルベニア州タイタスビルでドレーク大佐が石油掘削に成功し、その流れに乗って「石油帝国」スタンダードオイルを築き上げたのが、ジョン・D・ロックフェラーだ。

 その米国が、今や再び世界1位の産油国になっている。石油の歴史も巡る。これらは、ピューリッツァー賞作品でダニエル・ヤーギンの『石油の世紀』(NHK出版、1991年)に詳しい。ただし、古本でも高額で取引されていて、石油危機が高まる中、関心の高いテーマであることが伺える。

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Wedge 2026年7月号より
エネルギー依存国家・日本 持たざる「弱み」を「力」に変えよ
エネルギー依存国家・日本 持たざる「弱み」を「力」に変えよ

ホルムズ海峡の事実上の封鎖により、世界のエネルギー情勢に激震が走った。日本はこれまで気候変動対策や脱炭素をより重視する姿勢を貫いてきた。しかし、従来の「前提」を根底から見直す局面に立たされている。また、各地で原発の再稼働が進みつつあるが、「核燃料サイクル」実現を進めていくうえで、課題は山積している。だが、思考停止に陥ってしまえばこの現状を打破することはできない。今こそ、日本は「ひよわな花」であることを自覚し、持たざる「弱み」を「力」に変えていく時だ。

 


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