その要因を、昨年6月から代表取締役社長を務める阿部晃士さんは「ドーム誘致に尽力されてきた先人たちの夢やロマンの灯を消さず、目的を明確にした」と話す。
阿部さんが社長就任以降目指したのは「貸館業」からの脱却だ。スポーツイベントで場所を貸し、施設使用料を受け取ることのみで終わっていたのを、関連する需要を〝自前〟で手配し、収入にするべく、国内旅行の企画などができる第二種旅行業を取得。札幌市内のホテル事業者とも提携し、ドームと市内を周遊する取り組みのほか、学会や会議、展示会などの「MICE(マイス)」の誘致を行っている。
目指す姿は何か?
さらに、国家資格「二等無人航空機操縦士」の取得を目指す「ドローンスクール」を6月に開校。農業や空撮の実装拠点や、長期目標として、アーバンスポーツの「日本初、世界大会誘致」も目指したいという。冬には、雪遊びやスノースライダー、スノーストライダーができる都市型スノーパーク「DOME Snow Zone」を作り、国内外から観光客を取り込む。
阿部さんは「公共性と収益をバランスさせ、スポーツに限らず、『全天候型多目的施設』で、地域と共生・共創しながら、この街をさらによくしていきたい」と意気込む。
