代わりに流行っているものとは?
すでに大手ビール業界では、「Guinness 0.0」「Heineken 0.0」などのようにノンアルコール・ビールの方が普通のビールに代わり主流になりつつあるという。
しかし、だからといって、会社の仲間同士が、レストランやバーに集まって語り合い、交流する機会自体が減りつつあるわけではない。このため、飲食店の経営者側も、客によりくつろいで時間を過ごしてもらえるよう、室内デザイン、メニューの改善やサービス向上を迫られている。
最近では、アルコール入りの通常の「cocktail」に代わり、「mocktail」と呼ばれるドリンクが人気を博しつつある。「cocktail」と「mock(疑似)」を合わせた造語で、いわば“カクテルもどき”だが、ジンやウォッカなどのアルコールは一切入っておらず、ライムジュース、トマトジュース、ソーダなどをベースとしており、好みによって、キュウリやレモンのスライスにバジル、パセリなどをミックスしたものが主流となっている。 「mocktail」はすでに、日本の若者向きレストランでも、ドリンク・メニューの中に現れ始めている。
米国では、1920年から33年まで「禁酒法」が施行され、アルコールの製造・販売・運搬・輸出入が全面禁止になった時代があった。21世紀の今日、米国社会が再び「禁酒時代」に逆戻りするとは思われないが、以前に比べ飲酒を控える“sober (シラフ)society”に向かいつつあることだけは確かなようだ。
その波は、早晩、我が国にもやってくるに違いない。
