2024年12月23日(月)

インドでイクメン始めました 新任取締られ役の子育て・ビジネス奮闘記

2014年11月21日

子ども連れでも安心して楽しめる雰囲気

 日曜日夜7時がキックオフです。

 以前書いたようにインドでは公共の場所での飲酒がご法度なので、試合前にレストランに行き、ビールとワインを入れてから、初代首相の名を杯した ジャワハルラール ネルースタディアムへ向かいます。

 会場周辺に近づくとインド人サッカーファンがぞろぞろと歩いています。9割以上が男性なので、むさ苦しい感じはしますが、インドで出掛けるとバーもレストランもこんな感じなので、仕方がないのですが。

 厳重なセキュリティチェックで私のウイスキーボトル(銭形警部が飲んでいるタイプ)と娘のカッパえびせんを没収されながら、泣く泣くスタジアム内に入ると、ものすごい歓声が響いています。席もゆとりがあり、グランドもすぐ近くでした。思った以上に観やすく、子ども連れでも安心して楽しめる雰囲気でした。

 以前、家族抜きで行ったクリケットスタジアムの方は、混雑していて、ファンも熱狂しているので、子連れには、かなり厳しい環境でした。

 フィールドに目を移すと、パスを繋ぎながら、サイドを崩してゴールを狙う両チームの攻防が繰り広げられていました。外国人助っ人も多いので、パスも繋がって、なかなかレベルが高いです。なぜかボールが高くフィードされると歓声が湧くインド人ファンのツボは謎ですし、ウェーブも小波で終わりますし、ファンのレベルはまだまだといった感じです。試合は、後半21分にFCケララにサイドからのセンタリングをナイジェリアから来た選手に決められて、勝負あり。デル ピエロもパスで見せ場を作るものの、受け手の選手がパワー不足でした。

 妻も娘も試合を楽しんでくれたようで、翌日からのムンバイ出張の前に良い家族サービスが出来ました。帰りの車、ぐっすり寝ている娘の顔を見て、昔、家族で野球を観に行った後、帰りには眠くなって、よく抱っこして帰ったことを思い出しました。

 娘の家族の風景に、インドサッカーがどんな風に映るか楽しみです。

  
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