ドラマは毎回、枝分(竹野内)の行きつけの喫茶店「café choice」から始まる。マスター役のバカリズムがこの作品の脚本を手がけている。
お笑いから俳優、作詞家など多彩な才能をみせるバカリズムと枝分、そして常連の標道雄(しるべみちお・升毅)のかけあいも面白い。
これに、店員の宇佐美夏希(南沢奈央)と関カンナ(清野菜名)も色合いを添える。
Bコースもダメなら……
枝分はさまざまな土地に「選タクシー」の表示を付けた車を向けるが、そのきっかけはカフェでの会話がきっかけとなる。パワースポットが移動の理由になる。
田園地帯の小さな駅のそばにある、パワースポットの神社を撮影しようとしていた枝分は地元のレディース(暴走族)の3人にからまれる。
実家に最寄りの小さな駅にちょうど降り立った内藤(葛山)と真理(貫地谷)。制止する内藤を振り切って真理が、枝分を助けようと駆け寄る。
物陰でレディースと真理が話をすると、なぜか彼女たちはバイクに乗って去る。
Aコースは、枝分が助けてもらったお礼に真理の実家にふたりを送り届ける。自宅の前の畑で農作業をする真理の父は、「謝るのが先だろう。帰れ」という。すごすごと帰ろうとするふたり。実は、真理は内藤に隠している事実があった。
彼女の家では父母に理由があるのではなく、真理が地元レディースのトップである初代総長まで務めて、警察に補導されることが度々だったのである。
内藤はバスで去り、取り残された真理は追いかけようと、携帯で枝分の車を呼ぶ。ここでタイムマシーンのサービスを知る。
「戻ります?」
Bコースの始まりである。実家についた時点に戻る。
内藤を入口で待たせて、両親に謝るが、不良だった少女時代を内藤には内緒にするように頼むのだった。その後、内藤は両親に結婚の承諾を得る。
すべてはうまくいった。しかし、内藤と一緒に門を出ると、駅でからんだレディースたちから真理の話を聞いた軍団が歓迎しようと集まってきたのである。
真理の過去がばれる。