インドでイクメン始めました 新任取締られ役の子育て・ビジネス奮闘記

2014年12月24日

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 さて、インドも11月~12月がもっとも多く結婚式が行われます。インドではarranged Marry(お見合い結婚)が今でも大半で、親同士の紹介が普通です。また、新聞やネットには、出生(今でもカーストなども根強く関係しているようです)や職業が載ったお見合い掲示板のようなものが、たくさんあります。この制度もあってか、うちの会社も男女とも25歳くらいで、ほとんどの人が結婚しています。うちの部署には15名くらいいますが、このうち3名が私の一時帰国中(10日間)に結婚式を挙げる集中ぶりです。

 インドの結婚式はすごいです。まず、開始時間が夜の9時ごろからで、どんちゃどんちゃか騒ぎつづけ、夜中の12時ごろにやっと白馬に乗って新郎が入場してきます。そして、大規模な式になるとそのまま三日三晩踊り続けるという日本人には想像できない世界となっています。さらに、色々な人に招待状を送る文化があり、時々、社員から招待メールをもらったので、“おめでとう。”と言うと、周りからクスクス笑い声が聞こえてきて、結婚するのは‘私のお姉さんですよー。“などとニコニコ返事が返ってきます。紛らわしいです。ということで、インドの結婚式事情は日を改めて、しっかり書かせて貰いたいと思います。

暫しイクメンは降板、インドの冬はつらいぜ

 一時帰国ついでに妻と娘は正月を日本でゆっくりと過ごすことになり、私一人、インドに戻って来ました。家族と離れるのは、寂しくないと言えばウソになりますが、正直、それで良いと思います。なぜなら、デリーの冬は思いのほか寒い上に、世界で一番大気汚染が深刻と言われているからです。日本からデリー空港に降り立った途端に臭いとホコリっぽさにかなり滅入りました。排ガスなどで慢性的に空気が汚いところに、寒気で空気が圧縮されて高濃度の汚染物質が地表に降りてくることや、スラムの住民が暖をとるために材木やゴミを燃やすためなど、色々な理由があるようです。

 そして、デリーの冬は最低気温が10度を切るほど冷えます。暖房がない家も多く、コンクリート打ちっぱなしの部屋が多いので、夏はエアコンで乗り切れても、冬はかなり寒い思いをします。私も暖房を買いましたが、あまり効かず、部屋ではダウンを着ています。さらに電気式シャワーなので熱いお湯は数分しかでず、浴室でクシャミをするなんてのはざらです。こんなこともあり、冬の間は、家族を日本に帰している駐在員は多くいます。

 夏は灼熱、冬は寒く、空気も悪いということもあり、現地のコンサルタント曰く、優秀な人材は、気候も良くITタウンとして有名なバンガロールなどに移ってしまうため、デリーで優秀な人材を確保するのは難しいそうです。そして、デリーに残った人間は、過酷な天気に対応するうちになっていくかは分かりませんが、強かで手ごわい人間(日本人にとっては扱いが大変)だけが残っていくようです。インドで仕事していると、つい頷いてしまいます。

濃い霧に包まれたデリー

 デリー・グルガオンの冬にもう一つの風物詩に濃い霧があります。霧に浮かぶデリーの街は、幻想的ではありますが、朝方は視界が全く効きません。ちょうど先日は、この冬一番の濃霧で100便に遅延が生じる結果となりました。このため冬の出張は、前日夜出張が基本となっています。翌日は日曜でしたが、月曜からの会議のために、フライトとなってしまいました。

 インドの正月は10月に終わっているので、オフィスもクリスマスの25日と新年の1日のみが休みと味気ないのですが、日本の皆さん、健やかな年末年始をお過ごしくださいませ。

  
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