2024年12月4日(水)

「ひととき」特別企画

2015年3月24日

淡いピンクの小さな花を咲かせたかと思えば、すぐにはらはらと散り去る。桜はその夢と現(うつつ)のあわいのような幻想的な姿で古(いにしえ)より多くの人々を魅了してきました。自然豊かな美濃では日本三大桜の一つ、淡墨桜(うすずみざくら)が圧倒的な存在感で咲き誇るそうです。樹齢1500年ともいわれるこの老桜をはじめ大切に守り育てられてきた名木が残る美濃に、いよいよ春がやってきます。

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観光客や県民が選んだ岐阜県の桜の名所33選のうち、美濃地方の名所23カ所をご紹介します。

【中濃】

(1)藤路の桜

(2) 明建神社

 宮本武蔵がこの地の民家に逗留し、そのお礼に植えたと伝えられるエドヒガン。樹齢は推定400年超で、幹回り約3.6メートル、高さ約18メートルの県の天然記念物に指定されている巨木です。
(郡上市白鳥町向小駄良)

(2)明建神社

 参道には樹齢700年ともいわれる大杉や大小100本あまりのソメイヨシノ、山桜が植えられています。桜並木を含む社叢は県の天然記念物に指定され、美しい桜のトンネルは見事です。
(郡上市大和町牧)

(3)愛宕公園

 郡上八幡城主の遠藤慶隆(よしたか)が植えたとされる樹齢400年の墨染めの桜があります。遠くから眺めると花弁のまわりが墨を刷いたように黒く見えるため、この名前がつけられました。
(郡上市八幡町島谷)

(4)国道156号線沿いの桜並木

 約500メートルにわたって咲き並ぶソメイヨシノは、春の満開時になると、国道を通るドライバーたちの目を楽しませてくれます。
(郡上市美並町)

(4) 国道156号線沿いの桜並木

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