では、冒頭の写真の解説に戻りましょう。
大げさな話をしましたが男の服装は至って簡単です。先ずは、自分に合ったサイズを着ることです。でも意外と皆さんは間違いに気づかずに自滅しています。元来スーツはオーダーが基本でした。なぜなら、すべての人間は、体の造りが違います。左右同じ長さの腕の人間は、いません。足のサイズも全員、左と右のサイズは違います。1人1人が違った人生とサイズを持って産まれて来ています。今回はまず、既製服をベースに解説します。では我らが師となる1930年代(昭和10年代)のジョン・メイナード・ケインズの写真Aをご覧下さい。
ケインズの着こなしから学ぶ
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①肩と上着の肩が有っているか。写真は上着の肩が落ちていません。よく着用時に肩が落ちている方を見受けます。この写真が正しいサイズ着用例です。
②ワイシャツのサイズはネックサイズが基本。第一ボタンを留めて指が二本程度入るのが正しいサイズです。
③上着とワイシャツとネクタイの関係。サイズの合うワイシャツと上着を着用すると。上着の袖口からワイシャツが数センチ見えています。又、少し暗いですが上着の襟から少しワイシャツが見えます。
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上着の襟幅が時代も有って広めです。ワイシャツの襟も少し大きめとなりネクタイも少し幅広です。バランスが取れています。逆に、襟幅が狭ければ、上着も体にぴったり細めになる。ワイシャツの襟は小さく、ネクタイも細くなりバランスが取れます。
④パンツ(古くはズボン)のサイズと適正な長さ。先ずパンツのサイズはウエストで本来ベルト無しで止まるサイズが適正です。ベルトは飾りです。ベルトで縛らなければならないのは、サイズが大きすぎます。気をつけましょう。
Bの写真通りに基本の長さはワンクッション。着用した際に靴の上にタルミひとつできる様子をワンクッションと呼びます。
この4点をチェックして下さい。資産運用に例えると外貨建てと短期・長期の視点での運用先も確保し必要額のみ普通預金に残したベストな状態です。現在は何事もグローバルな基準を受け入れざるをえません。今までは国体での優勝を目指せばよかったのです。参加者は国内だけ。ルールも一種類だけでした。
しかし、現在は、オリンピックでの入賞を目指さなくてはなりません。ライバルもルールも変っているのです。ビジネスの服装もグローバルなルールに、合った服を着用するのが、まず基本です。では、服への投資はリターンが有るのでしょうか。答えはイエス。米国債並みのトリプルAでその上、高リターンです。