来年日本で開かれるG7主要国首脳会議の会場に、三重県の伊勢志摩が選ばれた。日程は2016年5月26~27日の予定だ。先日の10月11日には安倍首相も同県会場施設に訪問したとのニュースがあったが、そんな伊勢志摩とはいったいどんなところなのか。今後、徐々に警備・警戒が厳しくなることを見越し、早いうちに訪問し、ドローンでの偵察を試みた。
英虞湾と賢島の全景を4K空撮した。まずはこちらの動画をご覧いただきたい。
伊勢志摩・賢島はどんなところか
三重県伊勢志摩といえばリアス式海岸の英虞湾と、無数に点在する美しい島々。絶景本には必ず登場する鉄板の景勝地だ。英虞湾内には大小50あまりの島が存在しているが、その中で有人島は「賢島」と「間崎島」の2つだけで、以外は全て無人島である。「賢島」には島の中央部に近鉄志摩線が通っており、本州とは2つの橋で繋がっている(賢島橋と賢島大橋)。この「賢島」が、来年のサミットのメイン会場となる。会議が行われるのは、老舗の純洋風ホテル「志摩観光ホテル クラシック」だ。ホテルの様子を見に行ったが現在耐震工事中で立ち入り禁止だった。しかし首脳らの宿泊施設になる公算が高い隣接の「志摩観光ホテル ベイスイート」を見学できた。高級感ただよう近代的な美しいホテルだ。
改装中の志摩観光ホテル クラシック
英虞湾は真珠の養殖がさかんで、湾内には真珠の養殖筏がたくさん浮かんでいる。ミキモト真珠など、大手企業の養殖場も湾内にあり、来年のサミットではファーストレディたちが阿古屋貝の中に真珠の核入れするのを見学される予定とのこと。